ドコモ、真の5Gの効力を発揮する「ミリ波」を利用した5Gサービスの提供を開始

株式会社NTTドコモは、5G通信サービスにおいて、28GHz帯（ミリ波）の提供を9月23日（水曜）から開始すると発表した。

次世代高速通信の5Gでは、「sub6（サブシックス）」（3.7GHz帯・4.5GHz帯）と「ミリ波」（28GHz帯）の2つの周波数帯を使用する。

ミリ波はsub6よりも帯域幅が広く、よりスムーズに通信ができるため、真の5Gの効力を発揮するのはミリ波を利用した時となる。

ドコモでは5G通信網の構築を進めており、2020年9月末時点で、164か所（予定）の対応エリアを準備。通信速度は受信時最大：4.1Gbps、送信時最大：278Mbpsになる。

対応エリアは札幌ドームやJR仙台駅、成田国際空港・東京国際空港、JR京都駅、エディオンスタジアム広島、福岡PayPayドームなどとなっており、不特定多数が集まる公共性の高い施設からサービス開始という形だ。

なお、当初の対応機種はモバイルルーター「Wi-Fi STATION SH-52A」のみで、2020年冬以降に「ドコモ スマートフォン arrows 5G F-51A」、「ドコモ スマートフォン Galaxy S20＋ 5G SC-52A」が、ソフトウェアアップデートにより順次対応する予定。