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安いうえに自分で修理できちゃうスマホ「Teracube 2e」

スマホを使っていて非常にイラっとするのが、自分のデバイスを自分で修理できない点と、言うまでもないですが高価だという点です。しかし、先日クラファンに登場したばかりのスマホ「Teracube 2e」は、長い保証期間がついて自分で修理できるうえに、とてもお安いのです。

お値段たったの200ドル!

Teracube 2eはメーカーにとって2代目のAndroid搭載スマホで、価格はたった200ドル(約2万1200円)。初代Teracubeのすばらしかった点をたくさん維持しながらも、より低価格でさらに地球に優しいデバイスとなりました。

初代モデル「Teracube」とは、昨年クラファンに登場した財布に優しく修理しやすいスマホです。4年間の保証を約束し、過失による破損を問わず修理費は一律40ドルで配送から部品代、労力までをカバー。端末自体の価格は300ドル台でした。

先代よりも低価格で修理費据え置き

一方、Teracube 2eはその小売価格から100ドル値下げした200ドルに、4年間の保証と3年間のソフトウェア更新がつき、Android 10を搭載。交換可能な4,000mAhバッテリーと、均一料金での修理ポリシーが引き続きついています。うれしいことにユーザーはデバイスを送って修理してもらうか、自分で修理するためにパーツを買うかを選べます。しかし、後者はソフトウェアのロックやOEMパーツとマニュアルの入手ができないことがあるので、いつでも選べるというわけではないようです。

この端末のスペックは先代モデルに似ていますが、アップデートされた部分もあります。オリジナルよりわずかに小さい6.1インチのHDディスプレイ(1,560x720)、800万画素の前面カメラと背面には1300万画素+800万画素のデュアルカメラ。ストレージは64GB、デュアルSIMスロットとmicro SDスロットにUSB-Cポートを備えています。 米国ではT-Mobile、MetroとSimple Mobileなど各キャリアがサポートしていますが、米国以外での使うつもりなら公式サイトで対応キャリアの確認を済ませておきましょう。

スマホを最後まで使い切りたいという人に

自分で修理できると謳うスマホは他にも存在しますが、高性能なカメラが搭載されたキビキビ動く端末が手に入るわけではないと思っておいたほうがよさそうです。そもそも人々がこういったスマホを購入する理由は、スペック面にはありません。Teracubeは、ひとつのデバイスを電子ゴミの山に捨ててしまう前に何年もかけて使い切りたいと思うような人にとって魅力的な端末なのです。 しかしFairphone 3+が示したようにお財布にも地球にも優しいスマホにそこそこの性能のカメラを搭載することも、他の部分は機能するデバイスの不必要な廃棄をなくすことも可能です。

Teracube 2eは現在、Indiegogoで米国、カナダとヨーロッパでの先行予約を限定価格の100ドル(約1万600円)で受け付けています。出荷は12月の予定となっています。