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スマホ技術革新は頭打ち?目新しさのないiPhone12シリーズ 目玉はまさかの『リーグ・オブ・レジェンド』!?

10月14日に発表されたiPhone 12シリーズ。今回のラインナップは全4機種で、価格は最も安いモデルで74,800円(iPhone mini 64GBモデル/税別、以下同)、最も高いモデルは150,800円(iPhone 12 Pro Max 512GBモデル)となっており、発売日は10月23日または11月13日に設定されている。

10月14日現在、NTTドコモ、au、ソフトバンクの国内3大キャリアはiPhone 12シリーズの取り扱いを明言しているが、楽天モバイルは公式なコメントがない状態だ(編注: 14日、一部報道では「現時点で発売の予定はない」と報じられた)。本シリーズは大きく、iPhone 12とiPhone 12 Proの2つに大別できる。

iPhone 12にはiPhone 12とiPhone 12 miniがラインナップされており、いずれも64GB、128GB、256GBモデルが用意されている。一方のiPhone 12 ProにはiPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxがラインナップ、128GB、256GB、512GBモデルが用意されている。

それぞれの機種で本体カラー、画面サイズ、ボディの仕上げなどが異なるが、スマホの動作を司る心臓部分(チップセット)はどの機種も共通で、「A14 Bionic」を搭載。これによって、アプリやゲームの動作速度に大きな違いはないと思われる。また、都心部においても普及が思うように進んでいないが、全機種5Gにも対応している。

大きく異なるのはカメラで、iPhone 12 Proシリーズのみに望遠レンズを搭載。さらに、深度センサーも搭載されており、暗い場所での撮影などに威力を発揮するようだ。

とつらつらと新しい点を並べてみたが、大雑把に言うと以上だ。正直な感想はこれだけ? という印象で、革新的な目新しさはないといっても言い過ぎではないだろう。良くも悪くも予想どおりだったわけだ。

また、ユーザーからの要望が今なお根強い指紋認証やイヤホンジャックの搭載は今回もない。さらに言えば、USB Type-Cの搭載も見送られ、従来どおりのLightningコネクタとなっている。今回から製品パッケージに充電アダプタと専用イヤフォン「EarPods」は付属しないことも発表されている。

今回の発表イベントはオンラインで配信され、全世界から200万人以上の人々がリアルタイム視聴(同時接続者数)したようだ。イベントの一部にゲームに関するプレゼンシーンもあった。個人的にも注目をして見ていたのだが、なにかと思えば『リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト』の紹介。

プレゼンでは、「iPhone 12シリーズでのゲームパフォーマンスは、多数のキャラでのバトル時においても精細な描画とスムーズなゲームプレイが実現できる」ということを述べたにとどまっている。別稿で紹介したとおり、そもそも『リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト』はテスト版を試した限り、最新のスマホでなくてもじゅうぶん快適にプレイできるのだが……。

ある意味、スマホのスペックは来る所まで来ていると言えなくもないが、iPhone(iOS搭載スマホ)と比較されるAndroid勢に目を向けてみると、折りたたみができる2画面スマホ、よりゲームに特化したゲーミングスマホ、本体にペンを内蔵し、画面に直接メモを記入できる機種など、ユニークな機種が多数ラインナップされている。こういった現状と比較すると、やはり今回のアップルの発表に革新性は感じない。

価格面においても、Androidであれば2万円前後から端末が手に入る上、選択肢もそれなりに豊富だ。アプリやゲームも最近では基本的にiOSとAndroidに同時リリースされることが標準的になってきていること考えると、iPhoneにするメリットがだいぶ薄らいできているのではないだろうか。

日本人にユーザーの多いiPhoneだけに一定の需要はあるのだろうが、手堅くまとまりすぎているように思える。ハードウェアとソフトウェアの両方を手掛ける世界的にも数少ない企業なだけに、もっとエポックメイキングなことを期待したいのだが……。およそ70分間に渡って行われた今回の発表イベントだが、時間がない人向けに51秒にまとめた動画が公開されている。意地悪な物言いになってしまうが、1分足らずでまとまる内容だったという見方もできよう。