スマホの登場以来、情報もコミュニケーションもエンターテインメントも常に手元にある状態。
これにより、生活はとても便利で快適になりましたが、ことタスク処理の生産性に関しては、全面的に向上したとはいえないんじゃないでしょうか。
スマホを近くに置いておくだけで認知リソースを消費していると、シカゴ大学の研究結果もありますし、常に潜んでいる誘惑との闘いには、集中力に自信がある人ですら苦戦しているかと思います。
そろそろなんらかの対策が必要。『Stolp』のようなデバイスの活用は、1つの候補となりそうです。
蓋をすればオフラインに
『Stolp』は、蓋をすることでWi-Fiやスマホの電波など、あらゆる電波を遮断できるデバイスです。
冒頭で触れた研究では、スマホを見えないところに置いても、電源を切っても、変わらずタスク処理のパフォーマンスが下がるとの結果が示されています。もちろん、“電波の届かないところにスマホを追放する”実験は行なわれませんでしたが、操作できないこととオフラインが認識できれば、無意識下でスマホに割いているメモリは解放されるんじゃないでしょうか。
『Stolp』ではスポッと蓋をする動作によって、心のモードも切り替わりそうです。ちなみに研究からは、スマホを別の部屋に置くことで認知機能が正常化することがわかっています。
このデバイスは、最大6台までのスマホが入ります。ですので、家族一緒にスマホ断ちといったことも可能。夕食のときに『Stolp』を活用して、団らんを楽しむ時間をつくり出すのもありでしょう。
時間を限定して、スマホを“オフラインボックス”に閉じ込めておくことで、意識をイマココにとどめられそう。充電ケーブルが挿し込める仕様なので、夜間に充電しながら利用すればナイトモードを強化できます。
作業に集中したいときなどに活用したい『Stolp』は、現在Kickstarterにて出資受付中。出資枠は49ユーロ(約6000円)から、日本への送料は10ユーロ(約1200円)となっています。
出資期限は11月12日までとなっていますが、すでに目標金額に到達済みなので、うまく運べば12月20日からプロダクトの発送が開始されそうです。
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2020-11-01 18:37:53