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AppleのプランB。Google違法判決に備えて独自の検索エンジンを開発中の噂

Google(グーグル)はSafariの規定の検索エンジンにしてもらう見返りとして、Appleに年間推定8400億~1.3兆円(Appleの世界純利益の約15~20%に相当)もの巨額の契約金を支払っていますが、広告収入を2社で山分けして他社の参入を阻んでいるとして、10月下旬、米司法省に反トラスト法(独禁法)違反で提訴されています。

裁判の行方はまだわかりませんが、万一、敗訴した場合に備えて、もうAppleが動き出しているようですよ? その証拠に、iPhone最新のiOS 14ではホーム画面で何かを検索するとApple独自の検索結果が出るようになっているんです。検索ワードの自動補完もApple製…。いよいよGoogleとの全面戦争に向かう前触れなのでしょうか…。

独自の検索エンジンを開発していると思う理由

Appleが独自の検索エンジンを準備中という噂は前からありましたが、俄然真実味を帯びてきたかたちです。これまでに出た兆候をまとめてみると…次のようになります。

Google検索部門トップをヘッドハント:2年半前にAppleはGoogle検索&AI部門トップのJohn Giannandrea氏を引き抜いてティム・クック直属の部下にしました。表向きは機械学習・AI戦略担当上級VCですが、検索エンジン開発のキーパーソンと目されています。

検索の求人広告:Appleはしょっちゅう「Appleの画期的な検索技術の策定と運用」の技能のある人材を募集していて、チーム拡張中なことがバレバレ。

クロールが狂ったように活発化:Applebot(AppleのWebクローラー)の動きがこのところ目に見えて活発になっていて、サイトに狂ったように回ってくるというもっぱらの評判。検索エンジンの土台はオンラインの情報データベース。急ピッチで構築中と思われます。

Applebotのヘルプがいきなり充実:こちらを見ると、インデックス化のルールをカスタマイズする方法や、検索ランキングの解説も。いちおうSiriやSpotlightの検索結果ということになっていますが、Googleと同じWebの検索結果であることには変わりありません。

開発の噂について、Google広告部門トップを辞めて「Neeva」(広告のない検索エンジン)をシリコンバレーで立ち上げたSridhar RamaswaさんはFinantial Timesにこう語っています。

「iPhoneとiOSを持つユニークなポジションの会社だし、大規模にデータを集めてユーザー行動を学習できる立場にあるので、検索に進出するのは自然の流れ」

難しいんでしょ?

検索エンジンを作るなんてすごく大変そうですよね。でも、Neevaに出資しているセコイアキャピタルのパートナーのBill Coughranさん(Google元エンジニアリング部門トップ)はそうでもないと言っていますよ?

「Google誕生から20年。技術的にかなり難しいことは難しいが、前ほどハードではなくなっている」

「Appleのチームは信用も厚い。その気になれば、もっと広範な検索エンジンだって開発できるだろう。それだけの経験値と技量はあると思うよ」(Finantial Timesより)

得するの? 損するの?

自社の検索エンジンに切り替えれば、検索広告収入を全部取りできるので、Appleはシメシメですが、巷では「SafariでAppleの検索エンジンをデフォルトで表示するのはもっと独禁法違反なんじゃない?」という声も聞かれます。他社の検索エンジンも一緒に表示して、利用者が好きなものを選べるようにするのが反トラスト法裁判の趣旨ですので、そこでGoogleではなくAppleを選んでもらわなければ、Appleの取り分はゼロになってしまいます。