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5Gスマホ『Google PixelTM 5』の実機レポート!カメラ機能など特徴を紹介

2020年10月、auから Google の最新スマホ「Google Pixel 5」が発売された。他メーカーのハイエンドモデルと比べ価格を抑えつつも、5G対応はもちろん、AI機能を駆使したカメラ性能や、最新のAndroid™ 11を搭載するなど注目のスマホとなっている。

Google Pixel 5。左がSorta Sage、右がJust Black

Google Pixel 5は、スペックや数値だけではなく、Google による各サービスとの連携の強さだったり、高性能なAIによる使いやすさに主眼を置いた、Google ならではのスマホといえる。そこで、Google Pixel 5の使い勝手を含め、AI機能やディスプレイにバッテリーなど、おすすめポイントを紹介する。

Google サービスとの連携に強いGoogle Pixel 5

Google Pixelは、Androidを開発・提供している Google 製のスマホだ。Google Pixel 5は、2016年の初代スマホ「Pixel」(日本未発売)から第5世代目となる。Androidスマホは各メーカーがそれぞれカスタマイズし、使い勝手を考えてメニューや機能を提供しているが、Google PixelはAndroid OSの魅力を最大限提供しているのが特徴だ。

■最新Androidをいち早く搭載

Google Pixelシリーズでは、新しいAndroid OSを使えるのがメリットのひとつ。またGoogle Pixelでは、このOSアップデートが最低3年間は保証されている。スマホを長く使っていると新しいOSが発表された際にバージョンアップ対象外になることがあるが、Google Pixelであれば、最低3年間は新OSへのアップデートが保証されているというわけだ。最新OSで長く使えるスマホであるというのは心強い。

■Androidセキュリティアップデートも素早くアップデート可能

毎月1回提供されているAndroidのセキュリティアップデートも Google から直接配信される。常に最新のセキュリティで使い続けられるのも大きな強みだ。

■Androidの新機能はまずGoogle Pixel向けに提供される

Google は、2019年からGoogle Pixelの新機能を「Feature Drops」として定期的にリリースしている。第1弾としては、Google フォトにおいて背景ぼかし機能やGoogle Duoのビデオ通話でのオートフレーミング(自動表示位置調整)機能、第2弾としては、前面カメラ(セルフィーカメラ)のAIによるボカシ加工など、便利で使いやすくなる機能が続々リリースされている。米国のみで提供されるものもあり、必ずしも日本ですべてが利用可能なわけではないが、OSのアップデートを待たずに新機能が追加されていくのはユーザーにとってうれしいところだ。

AIを駆使したカメラ性能

Google Pixel 5の背面カメラは、1,220万画素の標準カメラと1,600万画素の超広角カメラのデュアル構成となっている。

Google Pixelはカメラ性能に定評があり、カメラをひとつしか搭載していなかったころから、デュアルやトリプルカメラを搭載するハイエンドモデル並みのカメラ性能を実現してきた。その性能を支えているのが、Googleが得意とするAI処理だ。

Google Pixel 5は望遠レンズを搭載していないが、AIとソフトウェア処理で最大7倍の超解像ズーム撮影に対応する。さすがに最大の7倍までズームすると細部が粗く感じることもあるが、ズームを利用すれば小さな被写体でもマクロ的に写せ、撮影の幅がグッと広がる。

また、ポートレートモードでは、被写体と背景の境界線を自動で判別し、きれいに背景をぼかすことができる。ポートレートモードで背景ぼかしの画像処理をすると、ぼかしたくない部分までぼけてしまったり、またその逆の現象が起こることがある。被写体と背景を正確に識別することは難しいのだ。

その点、Google Pixel 5では高性能なAIによって、そういったことが起こりづらく、自然で美しい仕上がりになる。

さらに、人物の顔を認識し、光のあたり方を調整できる「ポートレートライト」機能も搭載しており、撮影後に顔の影が少し気になるような場合でも、自然に修正できる。

スマホのポートレートモードで撮影すると、たとえばカップからはみ出したストロー部分が背景と認識されぼけてしまうことがあるが、Google Pixel 5のAIはこのように、正確に被写体と背景を識別してくれる。

また、夜景モードでの夜景撮影も、Google Pixel 5の性能が発揮される場面だ。ほとんど光のないシーンでも、AIによる画像処理で驚くほど鮮明な写真の撮影ができる。三脚などに固定し、静止した状態にすれば天体写真機能がONになり、星空の撮影も可能だ。

このほか、シャター時に目をつぶってしまったり、手ブレしてしまった場合でも、前後1.5秒計3秒の画像を自動で撮影し、そのなかからベストショットを提案する「トップショット」機能も備えている。子どもやペットなど動きの多い写真を撮る際に便利な機能だ。

使い方を学習する自動バッテリー調整

Google Pixel 5は4,080mAhのバッテリーを搭載しているが、このバッテリーについてもAIを活用している。「自動調整バッテリー」機能により、ユーザーの利用方法をAIが学習し、よく利用するアプリには優先的に電力を供給する。また、使用率が低いアプリは優先度を下げ、バッテリー消費を抑えることで、効率的にバッテリーを利用できるようになる。

また、緊急時に電池を長持ちさせてくれる「スーパーバッテリーセーバー」機能も搭載されている。これは、アプリのバックグラウンド通信や通知などを抑止し、必要最低限の機能のみ動かすことでバッテリーを最大48時間もたせるという機能だ。普段利用するものではないが、災害で避難している際など、バッテリーを長持ちさせる必要があるときのために、機能があることだけは覚えておくといいだろう。

充電は、最大18Wでの有線急速充電に対応するほか、ワイヤレスでも最大12Wの充電ができる。本体背面を利用し、QI対応の機器を充電するバッテリーシェア(電池の共有)にも対応。出先でワイヤレスイヤホンのバッテリーが切れた場合などには、便利に使えるだろう。

Google Pixel 5からワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds」にバッテリーシェアすることもできる

データ移行が簡単にできる「クイック スイッチ アダプター」同梱

新しいスマホを購入した際、今のスマホからのデータ移行が課題になるが、Google Pixel 5にはデータを簡単に移行できる「クイックスイッチアダプター」が同梱されている。これまで使っていたスマホとUSBケーブルで接続するだけで、写真や通話履歴、インストールしているアプリなどを簡単に移行できる。

アプリによっては移行できないものもあるが、機種変更の手間を大きく減らすことができるだろう。なお、iPhoneからの移行にも対応している。

ディスプレイと本体サイズ

最後に、本体について。ディスプレイは6.0インチ(2,340×1,080ピクセル)の有機ELで、フロントカメラは左上にパンチホールとして搭載している。4方向とも幅が狭いベゼルレスデザインで、ほぼ全画面といった印象だ。これにともない、本体サイズも約144.7×70.4×8.0mmと、大型化が進むスマホのなかではコンパクトなサイズ感だ。

筐体には100%のリサイクル アルミニウム素材を使用しており、重さも151gと軽量だ。金属筐体とはいえ、表面に樹脂コーティングが施されているので、手に持ったときに金属特有の堅さや冷たさといったものは感じない。やや丸みを帯びたデザインということもあり、とても持ちやすくサイズ以上に小さく軽く感じられる。

また、指紋センサーを背面に搭載しており、片手でもロックを解除しやすい。顔認証には非対応だが、マスクを装着する機会が増えている昨今、指紋で手軽にロック解除ができるのは利便性が高いといえる。

防水防塵性能は、IP68に対応。FeliCaも搭載しているので、おサイフケータイも利用できる。

Google による各サービスとの連携はもちろん、AIを利用したカメラ性能に加えて、ユーザーの使い勝手を考えたバッテリー機能やクイックスイッチアダプターなど、便利な機能を多数搭載しているGoogle Pixel 5。そして、最新のAndroid 11をいち早く体験できる端末でもあるので、その新機能を含め、ぜひ手に取って確かめてほしい。