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6.1インチiPhone 12シリーズ 5つのポイントで“売れ筋”iPhone SEと比べてわかったホントの使い勝手

iPhoneの新モデル「iPhone 12」シリーズの発売がいよいよ始まりました。先行して登場した「iPhone 12」と「iPhone 12 Pro」の2製品は、6.1型という、現行のスマホとしてはスタンダードな画面サイズを持つ、いわば「ふつうサイズ」の製品で、もっとも売れ筋になると予想されます。

【画像】iPhone12、iPhone12 Pro、iPhone SEの比較画像をすべて見る(全12枚)

iPhoneにおける「ふつうサイズ」には、今春登場した第2世代「iPhone SE」もありますが、CPUやメモリの差、5G対応の有無といった明確な違い以外に、どのような点が異なるのでしょうか。今回は各製品を実際に使ってみた上で製品選びに直結すると感じられた5つのポイントに絞り、これら3製品の違いを紹介します。

iPhone 12 Pro(手前)とiPhone 12(奥)。いずれも高速・低遅延が特徴の次世代通信規格5Gに対応しています

1)画面サイズ:iPhone 12/12 Proが圧倒的に有利だが…

ホームボタンを搭載するため画面の上下が狭いiPhone SEに対し、iPhone 12/12 Proはオールスクリーンと言ってよい広い画面を実現しています。例えば「文春オンライン」のインデックスページを表示すると、iPhone SEであれば見出しが5つしか入らないところ、iPhone 12/12 Proだと6つ入ります。上下にスクロールして見るウェブページなどでは、iPhone 12/12 Proが圧倒的に有利です。

ただしiPhone 12/12 Proは指紋認証を搭載しないため、マスクをしている場合はパスワードを使ってロックを解除するか、あるいはマスクをずらして顔認証を行わなくてはいけません。現在の新型コロナウイルスの状況では、iPhone SEのような指紋認証のほうが便利なシーンは多く、画面が広い反面、不自由さを感じることもあります。iPhone 11シリーズと比べて進化が見られないのは、少々残念に感じます。

2)重量と持ちやすさ:形が変わって印象が変化

iPhone SEとiPhone 12/12 Proは、ボディサイズこそひとまわり違う程度ですが、軽さはiPhone SEの圧勝です。軽量スマホのボーダーラインと言える150gを切るiPhone SE(148g)に対し、iPhone 12は162g、さらにiPhone 12 Proは187gと、このクラスのスマホとしては重めです。 軽さを優先してスマホ選びをするならば、特にiPhone 12 Proは、かなり不利といえるでしょう。

また側面が垂直になったボディは、初代iPhone SEやiPhone 5s以前のスマートなデザインを踏襲しており、ボディ端ギリギリまでディスプレイを広げることに成功していますが、持った時に角が手に当たるため、実サイズよりも大柄に感じるほか、持ち方によっては手が痛くなります。従来のiPhone 11と比べてもかなり存在感がありますので、店頭で実機に触れてみることをおすすめします。

3)カメラ機能:様々な画角でナイトモードが利用可能に

今回紹介している3製品の違いがもっとも分かりやすいのはカメラでしょう。iPhone SEは広角レンズのみ(1基)、iPhone 12は広角+超広角レンズ(計2基)、iPhone 12 Proは加えて望遠レンズも搭載(計3基)と、明確な違いがあります。上位のモデルであればあるほど、多彩な撮影が楽しめるというわけです。

またiPhone 12/12 Proは、わずかな光でも撮影が行えるナイトモードが、広角レンズだけでなく、超広角レンズ、および望遠レンズ(12 Proのみ)でも利用できます。

これは従来のiPhone 11/11 Proシリーズからの大きな進化で、iPhone 11/11 Proから買い替える理由になりえます。レンズが広角のみ、かつナイトモードなどを備えないiPhone SEは、カメラの機能を重視するならば、対象外と考えたほうがよさそうです。

4)充電方法:新発表の「MagSafe」欠点は?

今回のiPhone 12/12 Proは、新しく発表されたMagSafe充電器を使って、マグネットで背面に充電器を吸着させて充電を行えます。規格自体は、iPhone SEもサポートしているQi規格のワイヤレス充電と同じですが、マグネットで位置合わせを行えるため、置き場所がずれて充電に失敗することがありません。MagSafeの吸着力を弱めないための専用ケースも用意されており、今後はサードパーティからも認証を受けたケース類の登場が見込まれます。

もっとも、このMagSafeを使おうとすると、保護ケースにスマホリングやベルトを一切装着できないのが困りものです。スマホを保持する時にはこれらが欠かせない人は、iPhone 12/12 ProではMagSafeを使う時だけ取り外すか、あるいは従来と同じLightningケーブルでの充電を選択することになります。スマホベルトの種類によってはだましだましワイヤレス充電が行えるiPhone SEのほうが、ある意味で割り切って使えるのも事実です。

5)価格:投資の価値は十分! だが…

以上のように、iPhone SEと、iPhone 12/12 Proの差は明らかで、それは価格差にも如実に表れています、税込で5万円以内で購入できるiPhone SEに対し、iPhone 12はもっとも少ない容量でも9万円台半ば、iPhone 12 Proは11万円台後半と、iPhone SEが余裕で2台買えてしまうほどの差があります。とはいえ今回見てきたように機能には明確な差があり、メイン使いのスマホとして投資するだけの価値は十分にあると言えます。

ちなみにiPhone 12の購入を考えている人は、このあと登場するiPhone 12の小型版「iPhone 12 mini」も要注目です。望遠レンズこそ搭載していませんが、iPhone SE並みのコンパクトなサイズということで、前述のボディの大柄さにまつわる問題、および重さが解決されています。iPhone 12 ProではなくiPhone 12で十分という人は、急いでゲットするのではなく、まもなく登場するiPhone 12 miniまで待ってみるのも、賢い選択と言えるかもしれません。