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CPUとGPUのモジュールを合体! ASUSの超小型デスクトップPC「Mini PC PB60G」を試す

ASUS JAPANから、小型PCの新モデル「Mini PC PB60G」(PB60G-B5233ZD、以下、PB60G)が発売された。CPUはCore i5-9400Tで、横置き時で約17.5cm角というサイズは最小クラスでこそないが、GeForce GTX 1650を搭載するため小型PCと言っても侮れない性能を持っている。そして、その実装方法が「ツインタワー型」とユニークで、サイズやスペックだけでなく見た目にも特徴ある製品だ。

小さなツインタワースタイルを採用しdGPUも搭載
小型PCの人気は今に始まったものではなく、ASUSもかなり古くから展開している。ただ昨今、ホームPCとして、あるいはビジネスPCとして省スペースの高性能PCを望むニーズは高く、PB60Gはそうしたシーンに向けて、ディスクリートGPU(dGPU)を搭載することの快適さ、優れたパフォーマンスを提案できる製品だ。

 小型PCとして見ると、PB60GはIntel NUC(約11.5cm角)よりは一回り大きい。しかし、PB60Gは縦置きにも対応しており、そのフットプリント(スタンド含まず)は約175×約70.2mmで、横置きのNUCよりも省スペースになる計算だ。加えて、この種の小型PCでは定番のVESAマウント設置にも対応している。付属のVESAアダプターを利用すれば、液晶ディスプレイの背面に設けられているVESA規格の穴に装着可能となり、机の上を広々と利用することができる。

PB60Gの特徴は、グラフィックスモジュールの存在だ。ベースにPB60というモデルがあり、PB60Gでは本体モジュールがこれに相当する。これ自体はCPUに統合されたグラフィックス機能を用いるスタンダードなPCだ。そこに本体とデザインをそろえたグラフィックスモジュールが付属し、専用コネクター経由で合体する。これによって、PB60Gはメインストリーム向けPCよりも1つ上のパフォーマンスを獲得している。

 その際の外観は、2つのスリムボディーが並ぶ格好になり、往年のX68000シリーズのような、ツインタワーのマンハッタンシェイプを思い浮かべた人も多いはずだ。実際にはX68000に似ているわけではないのだが、PB60Gが他の多くのPCと同じケースにGPUを収めただけだったとしたら、ここまでときめくことはなかっただろう。

グラフィックスモジュールに搭載されているのは、NVIDIA GeForce GTX 1650だ。GeForce GTX 1650はエントリークラスのゲーミング向けGPUであり、軽めのゲームをフルHDで楽しめるパフォーマンスがある。多くの人がゲーム性能にフォーカスしがちだが、昨今、GPU性能はゲームのためだけのものではない。PB60Gはビジネス用途での使用を想定しており、ISV認定も受けていると言う。

 今や、さまざまなアプリケーションがGPUの機能を活用している。GPUに統合されたエンコーダ/デコーダを利用する映像編集用途はもちろんとして、GPGPUによるアクセラレーションは写真/映像分野のアプリケーションでは一般的であるし、ビジネススイートでも利用されている。そして最近ではニーズが高いオンラインミーティングにおいても、特に多人数が参加する会議などではGPUの機能が利用される。

また、それ以外のGPUのメリットとして挙げられるのが、マルチディスプレイ環境の構築だ。本体モジュールだけでも3画面出力に対応しているので、一般的なマルチディスプレイ環境はカバーできるが、グラフィックスモジュールを加えた際には6画面出力まで構築可能になる。オンライントレーディングなどの用途も、PB60Gならカバーできる。

 このように、PB60Gは省スペースPC、ライトゲーミング、ビジネス/ワークステーションといった幅広いニーズがカバー範囲に入る製品だ。

 続いて、充実のインタフェースを見ていく。