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Apple Podcastのウェブ埋め込みが可能に

Apple(アップル)はウェブ経由でポッドキャストを簡単に見つけ、聴くことができるようにする。同社は米国時間11月16日、Apple Podcastsの埋め込みウェブプレーヤーが利用可能になったと発表した。クリエイター、リスナー、マーケターを含む誰もが、Apple Podcastsサービスで利用可能な150万以上の番組の埋め込みコードを生成できるようになる。

コードはウェブ上のApple Podcastsのプレビューページ、またはApple Podcasts Marketing Toolsのウェブサイトから生成できる。

前者の場合、まず番組または個々のエピソードのプレビューページで共有アイコンをクリックする。​すると、左側に新しい「embed(埋め込み)」ボタンが表示される。

後者の場合は、Marketing Toolsのウェブサイトに埋め込みたいポッドキャストやエピソードのURLを入力し、ページの一番下までスクロールして埋め込みプレーヤーのオプションを表示する。

プレイヤーの高さと幅のオプションを自分の好みに合わせて調整することも、デフォルトの450×660ドットのままにしておくこともできる。コードを取得する準備ができたら「Copy Embed(埋め込みをコピー)」ボタンを選ぶだけで、クリップボードにコードがコピーされ、他の場所に貼り付けることができる。

閲覧者は組み込みウェブプレーヤーからエピソードを再生したり、iOS、iPadOS、またはmacOS用のApple Podcastsアプリケーションを開いてプログラムの詳細を確認したり、既存のポッドキャストサブスクリプションに追加したりすることで、すぐにポッドキャストが楽しめる。

この新機能は、アップルがお気に入りのオーディオ番組をフォローするために独自のアプリを使用しているポッドキャストリスナーの聴衆を維持し、成長させることを目的としている。さらに現在はSpotify(スポティファイ)に代表されるライバルが、ポッドキャストへの投資を増やしている最中だ。Spotifyはポッドキャストスタジオや広告技術の買収を続ける一方で、ポッドキャストのクリエイターやリスナーのためのツールや機能も追加している。Spotifyもすでにポッドキャストの埋め込み機能を提供しており、ユーザーを自社サービスに誘導しようとしている。

アップルによると、Apple Podcastsのウェブ埋め込み機能は米国時間11月16日から広く利用できるようになるという。