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ThinkPad X1 Fold 実機レビュー = 未来のモバイルPCはこうなるのだっ!

ThinkPad X1 Foldは世界初の「画面2つ折り」PCである。本体はタブレット型の13.3インチで、完全に2つに折って持ち歩きができるうえ、「半折り」でクラムシェルPCのようにも使えるのがミソなのだ。大和研の技術がぎっしり詰まった未来型PCなのである。

5G通信機能入りモデルも予約可能です

5コア5スレッドのCPU搭載 メインメモリ内蔵は某社シリコンと同じ

CPUはLakefieldのCore i5で、正式名「Intel Core Processor with Intel Hybrid Technology」という、省スペース&省電力のCPUだ。メモリ内蔵なので、先日発表となったAppleのM1と同じで、Foldのメインメモリは8GB固定である。

型番は「Core i5-L16G7」で5コア5スレッド。動作周波数は1.4GHz、ターボブーストで3.00GHzまで回るが、TDPは7Wである。

内蔵グラフィックスはおなじみのIntel UHD グラフィックスで64ユニットが200~500MHzで動作するというものだ。タブレットながら、冷却ファンは内蔵していて、高回転するとシューンと音がする。

メインメモリはCPU内蔵の8GBきっかりで、ストレージはPCIe-NVMe M.2 2242 SSDで、256GB、512GB、1TBから選べる。インターフェイスもタブレット的シンプルさでUSB 3.1のGen1のType-Cが2つあるのみだ。無線はWi-Fi 6とBluetooth 5.0に、CTOで5Gモデムも入れることができる(Sub-6GHz:Qualcomm Snapdragon X55 5G搭載)。

本体には電源スイッチとボリューム、タイプC×2のみとシンプル

サイズは展開時299.4×236×11.5ミリで、2つ折りでは158.2×236×27.8ミリとなる。重量は973グラムでバッテリー容量は50Wh、JEITA2.0で11.7時間駆動する。

日本では専用キーボードとペンが付属して、直販価格は税込み約40万円からだが、執筆時点で7~10万円のクーポンが設定されており、実際は32万円台から購入できる。

平らに開いて、起動すると、まずは巨大なOLEDに感動する。13.3インチではあるが、4対3比率という正方形に近い縦横比のおかげで、画面の面積が広い。実測で、27センチ×20.3センチある。縦が20センチというのは、16対9比率の15型ノートの縦の長さより1センチも長いのである。

要望としては、ミニキーボードに少しでも角度をつける機構がほしいのと、キーボード横のゴムのペンホルダーがダサいので、ぜひ本体内蔵型にしていただきたい。本体もやはり、横でも縦でも角度調節ができる機構をお願いしたい。タイプC端子の位置も、1つは横位置で使えなくなる(机と接する面になる)ので、他に移動したい。あとはTiger Lakeとメモリ16GB化されれば最強である。

贅沢な要望を言ってしまったが、小さく持ち歩いて、大きく使うというのは本当に便利なのである。二つ折りのスマホも何台か試用したが、PCのほうがその効果は高いことがわかった。X1 Foldは明らかに未来のモバイルノートの形でなのである。