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Ryzen Pro 4000採用で32GBメモリー搭載可能、13.3型「ThinkPad X13 Gen 1(AMD)」

携帯性もパフォーマンスも妥協しないというコンセプトで人気があるレノボ・ジャパンの「ThinkPad X」シリーズ。そのラインナップにAMD製CPU「Ryzen Pro 4000」シリーズを搭載した「ThinkPad X13 Gen 1(AMD)」が加わった。13.3インチの液晶ディスプレイを搭載しながら質量が約1.28kgに抑えられており、自宅でのテレワークはもちろん、出先にも気軽に持ち運んで使用できる。今回は、その実機を試用できたので、使用感や実力を紹介していこう。

レノボ・ジャパンの13.3型ノート「ThinkPad X13 Gen 1(AMD)」

ThinkPadシリーズの伝統的なデザインを踏襲

ThinkPad X13 Gen 1(AMD)は、13.3インチの液晶ディスプレイを搭載したクラムシェル型のノートPCだ。マットブラックを基調にしたシンプルな筐体や天板にあしらわれた斜めのロゴ、赤いアクセントカラーなど、パッと見で「ThinkPad」と分かる伝統的なデザインを踏襲している。

本体サイズは幅311.9mm、奥行き217.2mm、高さ16.9mmで質量は約1.28kg(質量は構成により異なる)。13.3インチのノートPCとしては比較的コンパクトなほうだ。天面も底面もフラットで凹凸(おうとつ)が少ないため、細身のバッグにもスムーズに収納できるのがありがたい。

ThinkPadといえば頑強さも特徴のひとつだが、ThinkPad X13 Gen 1(AMD)も12項目の米軍調達基準に準拠した品質テストをクリアしており、過酷な環境でも安心して使用することが可能だ。

天板の左上にはThinkPadのロゴが配置されている。「i」のドットが赤く光るのも従来通り

フットプリントは幅311.9mm、奥行き217.2mmと比較的コンパクト

底面も凹凸の少ないフラットなデザインになっている

ThinkPad X13 Gen 1(AMD)のディスプレイは4種類が用意されており、予算や用途に合わせて選択可能だ。

このうち、ThinkPad Privacy Guardは視野角を狭めて覗き見を防ぐ機能。電車のホームや座席、カフェなど、人の目が気になる環境で使用する機会が多い場合に役に立つ。

今回はPrivacy Guardもタッチパネルも搭載していないノーマルなフルHD液晶ディスプレイを採用したモデルを試したが、色再現性や階調表現力はかなり高い。IPS方式のパネルということもあって視野角が広く、斜めから見ても色や明るさの変化が少ないのも好印象だった。

ちなみに液晶ディスプレイは180度まで開くことができ、打ち合わせなどで相手に画面を見せながら説明したいときなどに便利だ。

試用機は、IPS方式のフルHD液晶ディスプレイを搭載していた。発色がよく、一般的なノートPCの液晶だとくすみがちな原色の赤や青、緑もあざやかに再現された液晶ディスプレイは180度まで開くことができる。視野角が広いため、開ききった状態でも画面が見やすい

ThinkPadならでは、タイピングしやすいキーボード

キーボードはキーピッチが約19mmで、モバイルノートPCとしてはキーストロークも深め。また、キーの下辺がゆるいカーブになっていて押さえやすいなど、タイピングのしやすさを考慮した作りになっている。キーは高級感はあまりないものの打鍵音が小さめで、静かな場所でも作業しやすく感じた。

キーボードは標準的な配列でキーピッチ、キーストロークともに余裕があってタイピングしやすい

キーボードの中心付近に赤いTrackPointが搭載されているのもThinkPadならでは。個人的にはあまり使用しないのだが、文章を書いている途中でカーソルを移動する場合など、手の位置をあまり動かしたくないときには重宝する。

キーボードの中央に赤いTrackPointが、その手前にクリックボタンが搭載されている

タッチパッドはクリックボタン一体型で指の滑りがよく、カーソルの移動やジェスチャーがスムーズ。その右横のパームレストには指紋認証センサーも搭載可能。試用機は指紋認証センサーも搭載していたが、指を当てるだけでパスワード入力なしにログインできるのはやはり便利だ。

タッチパッドはクリックボタン一体型。操作スペースはそれほど大きくないが、ジェスチャーはやりやすい

オーダー時のカスタマイズでは、指紋認証センサーを選択することも可能。タッチパッド右横に搭載される

USB 3.1 Gen2 Type-C、USB 3.1 Gen1、HDMIとインターフェースは充実

ビジネス向けノートPCということもあり、インターフェースは充実している。本体左側面にはUSB 3.1 Gen2 Type-C×2、イーサネット拡張コネクター、USB 3.1 Gen1、HDMI、マイクロホン/ヘッドフォン・コンボ・ジャックが、本体右側面にはUSB 3.1 Gen1ポートが搭載されている。イーサネット拡張コネクターには、オプションのThinkPad イーサネット拡張ケーブルをつなぐことで有線LANを利用することが可能だ。

イーサネット拡張コネクターにはオプションのThinkPad イーサネット拡張ケーブルをつないで有線LANを使用することができる

また、本体背面にはmicroSDメディアカードリーダーも内蔵されている。トレイに装着するタイプで抜き差しがめんどうなので、スマホとデータをやり取りする用途にはあまり向かないが、セカンドストレージ代わりに使うには便利そうだ。

付属のACアダプターは45W出力のもの。比較的コンパクトで本体と一緒に持ち歩いてもあまり邪魔にはならない

コストパフォーマンスに優れるビジネスモバイルノートPC

ThinkPadらしい質実剛健なボディにAMD Ryzen Pro 4000シリーズを搭載し、携帯性とパフォーマンスを両立させたThinkPad X13 Gen 1(AMD)。直販サイトでは最小構成のスタンダードモデルが10万1838円(税込、通常販売価格18万3810円にeクーポン適用後の価格)となっており、コストパフォーマンスの高さも大きな魅力になっている。

キーボードやインターフェース、液晶ディスプレイなど、細部の作りも丁寧なので、実用性重視で長く使いたいというユーザーにはオススメしやすい。高品質なビジネスノートPCを探している人や、テレワークを機に買い替えを考えている人には、ぜひ注目してほしい製品だ。