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ラズパイの拡張ボード「Sense HAT」に搭載された加速度計、磁力計、ジャイロスコープでサイコロを作る

ラズパイの拡張ボード「Sense HAT」は、これまで紹介した湿度センサー、気圧センサーの他、加速度計と磁力計、ジャイロスコープの機能を備える「IMU」(Inertial Measurement Unit)を搭載しています。測定できる値は以下の通りです。

加速度計:加速力を測定してSense HATがどちらに動いているのかを測定
磁力計:コンパスのように地球の磁場を測定
ジャイロスコープ:Sense HATの運動量と回転を測定
Sense HATは、IMUのセンサーでピッチ、ロール、ヨーのxyz軸3方向の動きを検出できます。

以下のプログラムを記述して「3jiku.py」のように名前を付けて保存し、実行させてみましょう。ラズパイを傾けて±1G以上の加速度を検知したときに、x、y、zの値が変化します。

 続いてはSense HATに流れている文字の向きが、Sense HATを傾ける方向によって変わるというプログラムを紹介します。ここではx軸が-1Gを検知すると180度向きを変え、y軸が1Gを検知すると90度、y軸が-1GWork270度というように変わっていきます。以下のプログラムを記述して「letter.py」などと保存し、実行してみましょう。