電通は12月1日、クオンと業務提携したことを発表した。あわせて、電通ライブを加えた3社共同で、イベントを起点にブランドのファンを顕在化しファン同士のコミュニティを生むサービス「echo(エコー)」を開発したことを発表した。
電通グループなど7社合同で「SDGsビジネスソリューション」を提供
クオンは、消費者のコミュニティを開設・運用・ファン育成した上で、そのデータをファンコミュニティクラウド内に蓄積し、「ファンになる理由」をデータサイエンスで解明するサービスを企業に提供している。
この提携では、電通グループのマーケティング・フレームワーク「People Driven Marketing」および「People Driven DMP」と連携させることで、ファンコミュニティから導出した「ファンになる理由」をより広範囲な市場で分析し、デジタル配信・メディアプランニング・事業開発などに活用できるという。
新サービス「echo」では、ブランドのイベント参加者をオンラインコミュニティに集め、データに基づくコミュニティ運用・分析によって、再現性の高い方法で参加者のファン化を促すということだ。
コミュニティはイベント告知とともに開設され、イベント前から本番、イベント後まで、参加者同士の継続的なコミュニケーションの場となり、過程の観察を通じて非ファンがファン化する理由を発見することが可能。また、蓄積されたデータをマーケティング活用していくことも可能になるということだ。
2020-12-01 19:36:21