FRONTIER「FRCDH410/B」。直販価格は6万9800円(税別)
FRONTIERが販売する「FRCDH410/B」は、なんといっても本体サイズのコンパクトさが特徴のデスクトップパソコンだ。通常のタワー型デスクトップにも採用される第10世代Coreプロセッサーを搭載しつつ、容積1.2Lの筐体を実現したことで、通常の縦・横置きはもちろんのこと、ディスプレー裏にVESAマウントで固定するといった柔軟な設置方法を可能にしている。Wi-Fi 6の無線LAN通信ユニットも標準搭載しているため、オフィス向けから個人向けまで、幅広く活用できるのも魅力だ。
今回は、FRCDH410/Bの主な特徴とパフォーマンスをチェックしていこう
容積1.2L、全高は500mlペットボトルよりも小さいコンパクト筐体
筐体サイズはおよそ幅178×奥行188×高さ36mmと、コンパクトさが際立つ
FRCDH410/Bの筐体は、オーソドックスな箱型でブラック一色のシンプルなデザインを採用している。先述したとおり特徴的なのはそのサイズで、およそ幅178×奥行188×高さ36mmと、アンテナを含まない状態では設置場所に困ることはまずないほどのコンパクトさを実現。スタンドなどを利用せずとも、縦置き、横置きをかなり柔軟に選択できる。
横置きでも設置面積は178×188mm。一般的な13インチクラスのノートPCよりはるかに小さいので、置き場に困ることはない
さらに、付属する縦置き用スタンド、VESAマウント用のパネルを利用することで、設置自由度は飛躍的に向上する。とくにVESAマウントは便利で、いったんディスプレーの裏に設置してしまえば、ディスプレー一体型のパソコンとなんら変わりない使用感が実現できる。普段から省スペースデスクを利用している場合など、スペースがない場所にマシンを設置しなければいけない場合、本製品はまさにうってつけだろう。前面インターフェース。USBポートは計4つで、いずれもUSB 3.2 Gen1接続に対応
フロントの前面インターフェースはUSB 3.2 Gen1端子×2、USB 3.2 Gen1(Type-C)端子×2に加え、ヘッドフォン出力端子、マイク入力端子、電源ボタンを用意。2基はType-C形状ではあるものの、USBポートが前面から4基使用できるため、小型ながら利用できるポートはしっかり確保されているといっていい。
背面には映像出力端子とUSBポートなどを配置。アンテナもここに装着する
背面インターフェースは、USB 2.0端子×4、有線LANポートを用意。映像出力はHDMI端子、DisplayPort端子のほか、D-Sub 15ピン端子およびD-Sub 9ピン端子を採用している。USBポートの数は前面と合わせて計8個と、小型パソコンとしては十分に数が多い方なので、周辺機器の接続に困ることはそれほどないと思われる。
画像右側がVESAマウント対応のパネル。これと組み合わせることで、対応するモニターの裏面への配置が可能になる
また、本製品はWi-Fi 6による無線LAN通信にも対応している。有線ネットワークを使わずともある程度高速な通信が可能であり、ケーブル類もスマートにまとめられるため、利便性は高いだろう。
第10世代Core i5を搭載
FRCDH410/Bのスペック面に関しては、CPUに「Core i5-10400」を搭載。グラフィックス機能はCPU内蔵の「UHD グラフィックス 630」となるが、CPU自体の処理能力はそれなりに高いため、ウェブブラウジングやWord、Excelの利用といった一般的な用途は軽くこなせるだろう。なお、メモリー容量は8GBで、ストレージ容量は480GB。普段使いや事務仕事用のパソコンとしては十分なスペックだ。
2020-12-02 19:59:03