最新の第11世代インテルCoreプロセッサーを搭載する「ASUS ZenBook S UX393EA」が11月25日に発売された。モバイルワークステーションとしての快適さとエンターテインメントプレーヤーとして極上の画質・音質を追求した満足のハイクラスノートPCの実力をレポートしたい。
最新第11世代のインテルCoreプロセッサを搭載するASUSのモバイルノートPC「ASUS ZenBook S UX393EA」が登場
エンターテインメントも一流! 高精細液晶搭載の13.9インチノートPC
「ASUS ZenBook S UX393EA」はスリムで質感の高いデザインを実現したWindows 10搭載のモバイルノートPCだ。CPUは第11世代のインテル Core i7とした貫禄のハイクラス仕様。16GBのメインメモリと容量1TBのストレージを内蔵して、負荷の高いマルチタスクを軽々とこなせる。
解像度を3.3K(3300×2200画素)の液晶ディスプレイは、アスペクト比が通常のノートPCが搭載するディスプレイよりも少し縦に長い「3:2」という珍しい仕様だ。パネルを光沢仕上げとして、最大輝度450nitsの明るさを実現した。だから昼間の明るい時間帯でも画面がとても見やい。周囲のベゼル(縁)をスリムなデザインにして、表示領域をゆったり取ったディスプレイはビジネス系ドキュメントをくっきりと、動画や写真は自然な色合いにより鮮やかに表示する。大型のディスプレイは再現できる色の幅が広範囲に及ぶ133%のsRGB、100%のDCI-P3をカバーする。映像や写真のコンテンツクリエイターの意図をありのままに再現できる理由がここにある。内蔵するサウンドシステムはHarman/KardonとASUSが共同で開発している。スリムなノートPCの限られたスペースに内蔵できるスピーカーユニットの限界を引き出し、クリアな人の声とパワフルな低音再生に力不足を感じさせない。映画やアニメ、ゲームなどの映像コンテンツを楽しむ際にはプリインストールされているDTS Audio Processing機能をオンにすると内蔵スピーカー、またはパッケージに同梱されるUSB-C/3.5mmアナログイヤホンジャック変換アダプタを介して接続したヘッドホンによる、没入感あふれるサラウンド体験が味わえる。
感度の良いタッチパネルで仕事がはかどる
ディスプレイにタッチパネルを搭載しているので、キーボードによるテキストタイピングとタッチ操作を併用しながらドキュメントの製作やWebブラウジングを手早くスムーズにこなすことができた。タッチパネルは応答感度も良く、指先による操作が正確に反映される。タブレットやスマホのように画面タッチによる直感的なポインティングができるので、ビジネスドキュメントの作成やデジタルカメラで撮影した画像データの簡易な編集も期待していた以上にはかどった。一度この快適さに慣れてしまうと他のハイクラスなノートPCも頼りなく感じられてしまいそうだ。クラムシェル形状の本体を開くとディスプレイ側のヒンジ部が下に突き出てスタンドのようになる。キーボードが手前に傾斜するエルゴリフトヒンジ機構により、長時間のキータイピングも疲労感が少ない。このリフト機構が本体の下に隙間を作ることで冷却効果も得られる。
ビデオ会議の「快適さ」を高めるZenBook Sのおすすめ機能
フロントパネルには大型のイメージセンサーを採用するWebカメラが内蔵されている。Microsoft Teamsアプリによるビデオ会議に使用してみたところ、イメージセンサーの感度が高いためユーザーの顔が明るく鮮やかに映せる。ビデオ会議の相手にもよい印象を与えそうだ。
2020-12-03 02:34:48