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MicrosoftがARM版Windows 10のx64エミュレーションをプレビュー版でリリース

2020年12月10日、MicrosoftがARM版Windows 10向けのx64エミュレーションを、新機能をテストする協力者グループ「Windows Insider Program」向けにリリースしました。これにより、これまで未対応だったx64アプリ全般がARM版Window 10搭載PCで動作可能になります。

Microsoftは2016年に初めてARMベースのプロセッサで快適に動作するWindows 10を発表し、2018年初頭には初のARM版Windows 10を搭載したPCが発売されました。

MicrosoftがARMプロセッサへの対応を進めていた初期の段階では、ユーザーが必要としていたアプリのほとんどが32ビット版のみのx86アプリだったため、Windowsの幅広いエコシステムをシームレスに実行できるx86エミュレーションの構築に注力していたとのこと。そのため、これまでのARM版Windowsはx86アプリ全般と「ARM版Windows向けに開発されたx64アプリ」のみが動作可能であり、実行できるアプリの数が制限されていました。

しかし、時間の経過と共にエコシステムは64ビット対応のx64アプリに移行したため、ユーザーがx64エミュレーションへの対応を望んでいるというフィードバックが増えてきたそうです。こうした状況を受けて、Microsoftはエミュレーションの機能を拡張し、2020年10月には「ARM版Windows 10向けのx64エミュレーションをリリースする」ことを発表しました。

ARM搭載のWindows 10向けにx64エミュレーションが登場、x64アプリ全般が動作可能に - GIGAZINE

当初の「2020年11月中にx64エミュレーションがリリースされる」との予想よりは遅れたものの、12月10日にARM版Windows 10向けのx64エミュレーションがWindows Insider Programでプレビュー版としてリリースされました。

今回のプレビュー版では、Microsoft Storeまたは任意の場所からx64アプリをインストールすることが可能。x64アプリのみが提供されているツールやゲームの動作を試すことができるほか、これまで32ビットアプリとして実行されていたChromeなどのアプリを64ビットとして実行することもできます。

なお、Windows Insider Programでリリースされるx64エミュレーションは依然として開発段階のプレビュー版であり、実行しようとしたアプリの一部が動作しない可能性もあるとのこと。x64エミュレーションの互換性とパフォーマンスはユーザーからのフィードバックなどを受け、時間の経過と共に向上していくとみられています。

Microsoftは公式ブログの中で、「開発者がARM64アプリをネイティブでサポートすることが増えているため、x64アプリをエミュレートすることは、AMR版Windows 10の進歩における重要なステップです」と述べました。


2020-12-10 20:35:32



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