米グーグルはIoTプラットフォーム「Android Things」のサポートを2022年に終了すると発表しました。
2016年に正式発表されたAndroid Thingsはコンシューマー機器や産業用マシンといったIoT機器などに特化したOSで、既存のAndroid開発者が既存の知識を活かして開発しやすいように整備されていました。
一方で2019年には、Android Thingsをスマートスピーカーやスマートディスプレイの開発用途に特化させることが発表されます。また結果的に、同プラットフォームの正式対応デバイスもNXP i.MX7DとRaspberry Pi 3Bに限られていました。
グーグルによると、2021年1月5日にまずNXP i.MX7DとRaspberry Pi 3Bでの新規プロジェクトの作成ができなくなり、2022年1月5日にはAndroid Thingsを使ったプロジェクトの作成や、OTAアップデートの提供が終了します。
一方で、グーグルは2019年にIoT機器向けにGoogle アシスタントを手軽に実装できる「Google Assistant Connect」という仕組みを発表しています。方向性は変わるものの、同社によるIoTデバイスへの取り組みは今後も続きます。
2020-12-18 18:36:54