テレビの接続は手順通りにやればまったく難しくありません。配線を繋ぐ前の組み立ても、女性1人でも行うことは可能です。組み立てはテレビ本体を横に寝せて、スタンドを取り付けてねじ止めをするだけで完成です。
組み立てたあとの接続の仕方を以下で詳しく説明します。
①電源を接続する
初めに電源ケーブルを接続します。テレビによって繋ぐ場所は異なりますが、2つ穴の眼鏡のような形の端子が電源ケーブルの接続位置です。
②アンテナケーブルを接続する
地デジのみ視聴する方と、BS/CSも視聴する方で繋ぎ方が違います。地デジのみ視聴する場合は、アンテナケーブルを「地上デジタル入力端子」と記載されている端子へ接続するだけで完了です。
BS/CSも視聴する場合は、一本のアンテナケーブルを地デジとBS/CSの信号の2つに分ける分波器と呼ばれる器具を用意し、アンテナケーブルに取り付ける必要があります。
そして分波器から伸びる地デジ入力ケーブルとBS/CS入力ケーブルを、それぞれの入力端子に接続します。ここで逆にしてしまうと映らなくなってしまうので、注意してください。
③B-CASカードを挿入する
デジタル放送の受信には必要不可欠な、B-CASカードを挿入口に差し込みます。折らないように優しくゆっくり差してください。問題がなければ、これでテレビは映るはずです。あとはテレビ画面の表示や取扱説明書の通りにチャンネル設定を行ってください。
1-1)チャンネル設定やレコーダーの接続も簡単
HDMI端子は1つのテレビにつき複数個あるので、好きな場所に差しましょう。
ただし、ホームシアターなどの音声データを双方向に伝送可能なARC(Audio Return Channel)対応機器と接続する場合は、ARC用と記載のHDMI端子を使ってください。
また、外付けハードディスクなどのUSBケーブルはパソコンでもお馴染みのUSB端子に接続しましょう。
さらに、ネット環境が整っておりテレビがネット動画対応の物の場合は、LANケーブルをテレビとルーターに繋げてみてください。これでネット配信されている番組も見られるようになります。
もし、テレビに無線LANが内蔵されている場合は、ケーブルを使わなくてもネット動画を楽しむことが可能です。
2)引越しの際の配線接続のコツ
引越しのあと、配線がごちゃごちゃしてわけがわからなくなり、接続がうまくできなくなってしまった……という方が多いようです。しかし、ちょっとしたコツで引越し後も簡単に配線接続ができるようになります。
以下でそのコツを詳しく説明いたします!
引越し前の準備
ケーブルを外す前に、ケーブルと端子部分にビニールテープを貼って油性ペンで何の接続に使うのかを書いておく
テレビやレコーダーなど、すべての電源を切ってから電源コードを外し、そのあとケーブルを外す
本体や付属品を箱に入れ、ケーブルは輪ゴムや結束バンドで束ねてから入れる
ビニールテープを使って、何がどこに使われていたかを端子とケーブルにラベル付けしておけば、引越し後も迷わずに接続できるはずです。接続場所を撮影しておくとよりスムーズになるのでおすすめです。
梱包は購入時の箱に入れるのがもっとも整理しやすいですが、すでに捨ててしまっている方も多いですよね。そんな場合は引越し屋さんにちょうどいい大きさの箱がないか聞いてみましょう。引越し屋さんによっては、テレビ専用の梱包ボックスを用意している場合もあります。
また、ケーブルはそのまま入れてしまうと絡まってしまうので、必ず輪ゴムや結束バンドなどで束ねてから入れるようにしてください。
引越し後の準備
引越し後は、箱から本体やケーブルを出し、ラベルや撮影した画像の通りに接続するだけです。引越し前と同じように接続できていればこれで電源が入るはずですが、もし電源が入らない場合はどこかの接続が緩んでいないか確認しましょう。
テレビの電源を入れたら、取扱説明書の通りに受診設定を行ってください。
3)エラーが出てしまった場合の対処法
きちんと接続をしたはずなのに電源が入らない、エラーが出てしまう、という場合の対処方法を以下で説明いたします!
まずは基本の確認を
テレビの電源は入っているか
配線はしっかりつながっているか
設定は「地デジ」になっているか
テレビの入力切換は正しいか
B-CASカードは挿入されているか
他のテレビは映るか
機器に不具合がない場合は大抵はこういった初歩的なミスが原因です。
エラー表示「e201」「e202」「e203」「「0020」 が出ている場合
これらの表示が出たときは、何らかの原因があり、テレビ放送の信号や電波がきちんと届いていないことが考えられます。ただし、単純に放送時間外で放送がされていない場合にもエラー表示がでることがあるので気をつけましょう。
取扱説明書に各エラー番号が表示された場合の対処法が記載されているはずなので、説明書の手順通りに対処してみてください。
4)テレビの配線をすっきり隠す方法
テレビの周辺は、配線がぐちゃぐちゃしてしまいがちです。ごちゃごちゃしている配線を隠して、すっきり見せる収納方法を紹介します。
4-1)バスケットに収納する
配線を、百均や、ニトリ、無印などで売られているバスケットに収納する方法もおすすめです。お部屋に合うようなお好きなバスケットを選べば、インテリアにも馴染みます。
4-2)コードクリップを使う
ネットショップや家電量販店で売られているコードクリップを使えば、壁や棚などに配線を固定することができます。
コードクリップを取り付けて壁や棚を這うように設置させれば、床にぐちゃっと広がる配線をすっきりと見せることができます。配線の数がそう多くない場合は、コードクリップを導入するのも良いでしょう。
4-3)配線カバーを使う
ネットショップや家電量販店で売られている配線カバー。配線をすっぽり覆い隠してくれるため、ホコリやヨゴレを防ぎ、配線を保護する役割もあります。小さいお子様やペットのいるご家庭におすすめです。
5)どうしてもテレビが映らないときは
準備をしていたのに接続方法が分からなくなってしまった、エラーがどうしても直らないという場合は、ひょっとすると何らかの器具が故障している可能性があります。
生活に身近なテレビが見られないのは困る方が多いと思うので、早めにプロに依頼することをおすすめします。
2020-12-28 02:29:13