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Googleがフィットネストラッカーの「Fitbit」の買収を完了

装着者の1日の活動量を計測できるフィットネストラッカーやスマートウォッチを販売する「Fitbit」が、現地時間の2021年1月14日に「ついにGoogleへの売却が完了しました」と発表しています。

Fitbitが設立されたのは2007年で、当初の目標は「世界中のすべての人をさらに健康にする」というものだったそうです。Fitbitが最初のフィットネストラッカーをリリースしたのは2009年で、これまでに100カ国以上で1億2000万台以上の端末を販売してきたとのこと。なお、記事作成時点までにFitbitのフィットネストラッカーで計測された総歩数は275兆歩超で、総睡眠時間は150億時間超となっており、アクティブユーザーは2900万人を超えます。

GoogleがFitbitの買収を発表したのは2019年11月のこと。約21億ドル(当時のレートで約2300億円)での買収でした。

しかし、EUの政策執行機関である欧州委員会がGoogleによるFitbitの買収について「Googleの過去10年間のビジネス慣行は、正確に言うと『世界のデータを収益化する』ことを示唆しています」と述べ、GoogleがFitbitの収集するデータを手にすることで、独占力を拡大し、消費者の搾取が加速するのではないかと指摘しました。

これに対して、Googleは「Fitbitデバイスから収集したユーザーの健康データを広告に使用しないこと」「FitbitをAndroidスマートフォンと相互運用するために必要なコア機能をカバーするAPIについて、AndroidのOEM企業に無償でライセンスを提供すること」「Fitbitの競合他社にも相互運用に必要なコア機能をカバーするAPIのソースコードをオープンソースで提供すること」を約束しています。

これにより、2020年12月に欧州委員会はGoogleによるFitbitの買収を承認しました。

欧州委員会や公正取引委員会といった各国の規制当局による承認を受けたのち、GoogleおよびFitbitが買収の完了を発表しました。Fitbitのジェームズ・パークCEOは、「これまでは自分たちの力だけで歩数や心拍数、睡眠時間、ストレスなどを測定するための先駆的な方法を生み出すことで、手首に装着するデバイスの限界を押し広げてきました。しかし、これからはGoogleの持つ素晴らしいリソースや知識、グローバルプラットフォームを活用できるようになるため、Fitbitの可能性はまさに無限に広がることとなります」と語っています。

パークCEOは「今回の買収により、さらに多くの機会が生まれることは間違いありません」と説明しながら、同時にFitbitがこれまで培ってきたことやユーザーに支持されてきたことの多くは変わることがないとしています。Googleに買収されたFitbitですが、今後もAndroidとiOSの両方に対応するサービスを充実させていくとのこと。

加えて、Googleによる買収以降もFitbitは強力なデータプライバシーとセキュリティ保護、ユーザーによる個人データのコントロール、収集するデータの内容とその理由についての透明性を維持していくことを約束しています。Googleは世界の規制当局の指令に対応した取り組みを行っているため、Fitbitユーザーのプライバシーは引き続き保護されることになるとのこと。Fitbitユーザーの健康管理およびウェルネスデータがGoogleの広告に使用されることはなく、他のGoogleの広告データと統合されることもありません。また、GoogleはFitbitユーザーが引き続きサードパーティのサービスに接続することを許可します。つまり、お気に入りの健康管理アプリを、これまでと同様にFitbitアカウントに接続して使用できるというわけ。

これらのGoogleの対応をまとめ、Fitbitは「Googleが理想的なパートナーであることをご理解いただけると思います」と述べました。


2021-01-14 19:13:18



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