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Apple、アプリの追跡申告の導入に合わせApp Storeのガイドラインを更新

Appleは今春から、新たなプライバシー機能「App Tracking Transparency(アプリケーションのトラッキング申告)」の導入を予定していますが、iOSアプリ開発におけるApp Storeのガイドラインをアップデートしたことが明らかになりました。

デベロッパサイトで改訂内容が発表

今春から導入されるプライバシー機能「App Tracking Transparency」により、新バージョンのiOS14、iPadOS14、tvOS14で、アプリやWebサイトがユーザーを追跡する際にユーザーの許可が必要となります。

Appleはデベロッパサイトのニュースとアップデートで、「App Store Reviewガイドラインが更新されました」と発表しました。

App Storeは、ユーザーがAppを見つけられる安全で信頼できる場所であり、デベロッパにも素晴らしい機会を提供します。App Store Reviewガイドラインの変更や補足説明は、リリースされるOSの新機能への対応、ユーザーに対する保護の強化、さらに、デベロッパができる限り円滑にApp Reviewを進められることを目的としています。

この改訂ガイドライン5.1.2(i)は、2021年の早春までに、App Storeに提出されるすべての新規App、および既存Appのアップデートに適用されます。つきましては、下記の更新内容をご確認ください。

改訂ガイドライン5.1.2(i)での追加内容は次のとおりとなっています。

「ユーザアクティビティをトラッキングするには、App Tracking Transparency APIを介して、ユーザーの明示的な許可を得る必要があります。(後略)」

その他にも、「薬物やアルコール等の促進、助長の禁止」「含めてはいけないメタデータ」などについて明記する内容も改定ガイドラインに記されています。

App Storeには、各アプリがユーザーのデータをどう取り扱うかを食品の栄養表示のように示した「プライバシーラベル」が2020年12月から追加されており、アプリのプライバシーの透明性は以前と比べて確実に高まりつつあります。