Appleが、開発者に貸与したDeveloper Transition Kit(DTK)の返却を呼びかけ、代わりにM1搭載Mac miniを200ドル割引で販売するとアナウンスしていますが、無償支給されなかったことに開発者から不満の声が上がっています。
有償で貸し出されたDTK
A12ZをMac miniの筐体に搭載したDeveloper Transition Kit(DTK)は、開発者がUniversal 2アプリをビルドおよびテストする目的として提供されました。
DTKを借り受けるには、年間99ドル(約10,800円)、エンタープライズバージョンの場合は299ドル(約32,300円)のApple Developer Programのアクティブメンバーであることに加え、別途500ドル(約54,000円)が必要でした。
Intelプロセッサ移行時は無償で提供されたが
今回、AppleがDTKの返却を求めるにあたり、PowerPCからIntelプロセッサへの移行時の対応と比べて悪いという声が開発者から上がっているようです。
Intelプロセッサへの移行時には、返却とともにIntelプロセッサ搭載Macが無償で支給されたようです。その時と比べて、今回のM1搭載Mac miniを200ドル割引するという対応は、不満だと感じている開発者が多いようです。
2021-02-03 19:31:15