スマホは結局使い勝手がいいかどうか arrows NX9のSmart FAST®の実力をチェック!
ドコモから発売中の5Gスマートフォン「arrows NX9 F-52A」。arrows NXシリーズは、富士通コネクテッドテクノロジーズ(以下、FCNT)製のハイスペック路線で、今回のモデルが9台目なので“NX9”とナンバリングされた。しかし、arrows NX9 F-52Aは、最先端のスペックを備えたハイエンドモデルではなく、ドコモのラインナップの中では、手頃な価格で買える「5Gスタンダードモデル」に位置付けられている。
しかし、5Gに対応していることを含めて、その仕様はハイエンドに近い。プロセッサーにはSnapdragon 765G(最大2.4GHz/オクタコア)を採用し、メモリーは8GB、内蔵ストレージは128GB、そしてメインが約4850万画素のトリプルカメラを搭載するなど、普段使いには十分すぎる性能を備えている。
5Gスマホは、カメラやディスプレイの性能、パフォーマンスが注目されがち。しかし、実際の使用感に大きく影響するのはユーザビリティーだ。arrows NX9 F-52Aには、FCNT製モデルならではの「Smart FAST®」という機能を搭載している。arrows 5Gで好評だった「FASTフィンガーランチャー」「FAST Appドライブ」「FASTシェア」に加えて、「FASTメモ」「FAST ARサイズチェッカー」「FASTショッピング」という3つの新機能も追加された。これらの機能でどんなことができるのか? どんな場面で役立つのか? 6つのスマート機能を使い倒してみた。
Smart FAST®機能は「設定」→「arrowsオススメ機能」から選択して初期設定をしたり、使い方を確認できる
「FASTフィンガーランチャー」は使い方を選べる
最初に使ったのは「FASTフィンガーランチャー」。指紋認証のロック解除と同時に、あらかじめ登録したアプリを起動できる機能だ。1つの指紋に1つのアプリを登録する「ダイレクトモード」と、4つまで登録できる「ランチャーモード」から選べる。
この機能はカメラや電子マネーなど、素早い起動が求められるアプリを登録しておくと便利だ。最初は欲張って、多くのアプリを登録したくて「ランチャーモード」を使っていたが、速さを重視するなら「ダイレクトモード」が便利。頻繁にロック解除に使う利き手の親指にはアプリを登録せず、単なるロック解除に使い、ほかの指にアプリを登録するのがオススメだ。
「ランチャーモード」を設定した場合、指紋認証後にランチャーが表示され、指をスライドさせて選択したアプリが起動する
アプリを瞬時に起動できる「FAST Appドライブ」
次に「FAST Appドライブ」を使った。登録したアプリの起動を高速化する機能だ。プリインスールされたアプリだけではなく、ダウンロードして追加したアプリやゲームも登録可能。ただし、「カメラ」「電話」「時計」など、登録できないアプリもある。
「FAST Appドライブ」はアプリを選択するだけなので簡単に設定できた
筆者は「Chrome」「マップ」「d払い」と、自身でインストールした「Tennis 3D」というゲームを登録してみた。起動はまさに瞬時。同心円状に広がるエフェクトが表示されることもあり、さらに速く感じる。エフェクトが表示される前に、すでに起動が完了しているほどにスピーディー。
2021-02-03 20:35:45