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M1 MacのSSD異常書き込み問題、実はそれほど深刻ではない?

M1チップ搭載Macで、異常なスワップによるSSDへのデータ書き込みが発生し、寿命に影響を与えている可能性があるとの報道について、米メディア9to5Macが「騒がれているほど大きな問題ではないかもしれない」とし、その理由を解説しています。

半年でTBWが100%に達する?

SSDへの異常書き込み問題が指摘されたのは2月のことです。一部のM1 MacBookでは、すでにSSDの総書込量(TBW:Tera Byte Written)の10%〜13%を消費しているという報告もありました。また開発者のヘクター・マーティン氏は、この問題を放置すればわずか半年でTBWが100%に達する可能性があるとも述べています。

原因のひとつはM1チップの構造にある?

この「異常消費」の原因として考えられているのがM1チップの構造です。

M1チップはユニファイドメモリアーキテクチャであり、CPUとメモリがひとつのチップに実装されています。このメモリに、CPUやGPU、ニューラルエンジンが直接アクセスできるため、M1チップは高速処理を実現しています。

そしてこの構造は同時に、Intel CPU搭載Macに比べ、SSDへのアクセスの自由度を上げているため、SSDへの書き込みが高くなってしまう可能性があるようです。

つまりRAM容量が少ないほどSSDの消費量が増え、SSD容量が少ないとTBWが高くなると、9to5Macは説明しています。

実際のTBWは4倍

しかしMacWorldのジョン・ジャコビ氏によると、今回話題になっているM1 MacのSSD消費問題は、それほど深刻ではないそうです。

まずジャコビ氏は、初期のSSDの故障の理由のほとんどがコントローラーであり消費量ではなかったこと、また現在ではコントローラー問題はまず起きていないとしています。

第2に、SSDベンダーが寿命として挙げているTBWは非常に保守的な数字で、実際はこの4倍は持つと考えていい、と同氏は主張します。

Appleが他社と同様なら、256GB SSD搭載のM1 Macは150TBWだろう。毎月7.5TB書き込むとすれば大体20カ月、つまり2年以内に超えてしまう。これは問題だ。しかしちょっと待って欲しい。

業界の噂や私自身の体験、そしてサードパーティーの実験から言わせてもらうなら、256GB SSDの上限は300TBWどころか、もっと上だと思う。つまり8GB/256GBのM1 Macなら、SSD寿命は4年から8年ということになる。512GBならその2倍だ。

Spotlight検索が原因との指摘も

M1 MacのSSD異常消費については、「システム環境設定」→Spotlight→プライバシーと進み、「Spotlightの検索から除外する場所」に内蔵SSDを追加すると、異常書き込みが治まるとの報告があります。