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MagSafeもそのまま利用可能、iPhoneを片手で保持できるシリコン製の薄型バンド

ITライター・山口真弘の気になるグッズラボ

MagSafeもそのまま利用可能、iPhoneを片手で保持できるシリコン製の薄型バンド ~UKON「シリコンフィンガーバンド」レビュー

iPhone 12シリーズは、背面に充電器やアクセサリーを、マグネットで吸着させられるようになりました。MagSafeと呼ばれるこの規格自体はたいへん便利なのですが、スマホベルトやスマホリング、バンカーリングなど、片手で保持しやすくするためのパーツをつけたままでは、利用できない欠点があります。

こうした場合に試してみたいのが、今回紹介するスマホベルトです。

iPhone保護ケースの背中に貼り付けて使用します。適合するケースにはいくつか条件があります。詳しくは本文参照

これは、保護ケースに貼り付けて、iPhoneを保持しやすくするためのベルトです。厚み1mmもない薄いシリコンの素材でできているため、本製品を装着したままの状態でも、背面にMagSafe充電器を吸着させられます。

MagSafe充電器を直接取り付けるのに比べると、吸着力は多少弱くなりますが、充電自体は問題なく行えます。充電のたびにスマホリングや、それに類する機構を備えたケースを、わざわざ取り外す必要もありません。

素材はシリコンで、厚みは1mm以下と極薄。長さは20cmと23cmの2タイプ

ユニークなのはその装着方法です。一般的なiPhoneの保護ケースには、背面左上にカメラの穴、さらに底面にはスピーカーの位置に合わせた穴が開いています。このベルトは、そのカメラ穴とスピーカー穴を通し、一周するように取り付けます。

カメラ穴とスピーカー穴を結んだ線がiPhone側面とほぼ平行であることをうまく活かしたこの構造は、なかなか画期的です。粘着面がケースの内側に来るため、見た目もすっきりしています。メーカーロゴが目立ちすぎるのだけが、ややマイナスといったところでしょうか。

ちなみにベルトはシリコン素材で伸縮するのですが、iPhone 12 Pro Maxのような天地が広いモデルでは、ベルトが長いことからたるんだ状態になりがちで、今回の作例であるiPhone 12 miniや、iPhone 12/12Proとの相性がむしろいいようです。

さて、同様の仕組みを備えたベルトタイプの保持グッズは、今回紹介している製品以外にも複数販売されていますが、選ぶにあたって気をつけたい点はいくつかあります。ひとつは、なるべく「柔らかいベルト」と「硬質なケース」を組み合わせることです。

このベルトの取り付け方では、ケースが反るように力が加わるため、ケース自体が柔らかい場合、またベルトが固く反発力がある場合は、iPhone本体がケースから外れやすくなってしまいます。ベルトの反発力を抑え込めるだけの硬度を持ったケースであることは重要です。

もうひとつはベルトの横幅です。iPhone 12シリーズは、従来モデルより底面のスピーカーの横幅が狭く、そのためケースの穴も従来より横幅が狭くなっています。古いiPhone向けに作られたベルトでは、現在市販されているiPhone 12用のサードパーティ製ケースの底面の穴よりも横幅が広く、通せない場合があります。

また、そもそもの問題として、保護ケースによっては、こうしたベルトを通せる横長の穴が底面に開いておらず、丸い穴が複数開いているケースや、隣のLightningポートと合わせて底面ほぼ全体が開いているケースなど、設計はケースによって異なります。

それゆえ、こうしたベルトを使いたい場合、まずは組み合わせるケースを選ぶことから入る形になるのですが、こうした穴がきちんと開いているか、また幅が何mmかは、メーカーサイトの情報だけではわからないことが多く、これが導入にあたっての最大の難関と言えます。量販店店頭でサンプルを見ながら探すのがベターでしょう。

スピーカー穴が開いていないケースではベルトの取付そのものが不可能です

以上のように、いくつかハードルはあるのですが、条件にマッチする保護ケースさえ見つけてしまえば、装着したままMagSafe充電器を始めとしたアクセサリーを利用でき、かつ寝転がった状態でもiPhoneを片手で保持できるとあって、たいへん便利です。

一般的なスマホリングやバンカーリングは金属製の部品が使われていることも多く、ワイヤレス充電器との間に挟み込むと、異常な発熱が見られることがあります。今回の製品は、素材はシリコン、かつ厚み1mm以下(公称0.02インチ)ということで、安全性は比較的高いと考えられます。

今回はMagSafe対応のiPhoneで使える製品を紹介しましたが、他の製品でも、ワイヤレス充電器との組み合わせに適しています。利用はあくまで自己責任となりますが、利便性を最大限活かしたい場合には、こだわって探してみる価値はありそうです。