ポケモンGOやIngressを開発運営するナイアンティックのCEOジョン・ハンケが、メガネ型デバイスの部分画像をチラ見せしました。
ツイートは「ナイアンティックのプラットフォームを活用する新しい種類のデバイス」実現に向けた進展にとてもわくわくしているといった短いコメント。
メガネ型デバイスの接写と思われる画像には、一般的なメガネのように細いレンズ周りのフレーム(の一部)、太いテンプル(つる)、下部にマイクかスピーカー用と思われるグリル、側面にオレンジのナイアンティックロゴが見えます。
これが具体的にどのようなデバイスなのか、透過型ディスプレイを備えるのかあるいは「音のAR」なのか等の情報はありません。
ナイアンティックといえばポケモンGOやIngress、そして先日発表されたばかりの「ピクミン」新作アプリなど位置情報ゲームの開発運営元ですが、現実世界とデータ、アトムとビットを重ね合わせる拡張現実(AR)テクノロジーに多大な投資を続けており、サードパーティに対して自社ゲームと同じプラットフォーム Nianticリアルワールド プラットフォームや、開発キット ARDK を提供しています。
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2019年にはSnapdragonプロセッサの Qualcomm と、ARソフトウェア・ハードウェアの開発に向けた複数年のパートナーシップ体制も発表していました。
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ハンケCEOがチラ見せしたデバイスにはナイアンティックのロゴがあるものの、COOのミーガン・クインは昨年、ナイアンティック自身は独自ハードウェアを開発していないし今後もその予定はないと語っていました。
自社でARメガネを発売するのではなく、独自のARプラットフォームや膨大なプレーヤー層を抱える自社の立場を活かし、クアルコムのリファレンスデザインに協力するなどサードパーティの取り組みを手助けしてゆくといった発言です。
2021-03-29 21:22:47