Appleとそのサプライヤーがランサムウェア攻撃を受け「身代金を払わなければ未発表情報をバラす」と脅迫されている一件で、流出した回路図から、Appleが今後、MacBookから「Touch Bar」をなくす一方、ポートを増やす予定であることが指摘されています。
情報の流出源はAppleのほかHPやFacebookなどのIT企業ともつながりのある台湾のPCメーカー・Quanta Computerであるとみられます。Quanta Computerは、自社から情報流出があったかどうかは明らかにしていないものの、ランサムウェア攻撃を受けたこと自体は認めています。
ダークウェブで公開されているという流出情報をチェックしたニュースサイトのMacRumorsや9to5Macによると、コードネーム「J314」と呼ばれる14インチMacBook Pro、および「J316」と呼ばれる16インチMacBook Proの技術仕様が含まれていて、両端末はApple Silicon搭載で、MagSafeやHDMIポート、SDカードスロットを備えており、Touch Barは取り除かれているとのこと。
この「J314」「J316」についての情報は、すでにアナリストのミンチー・クオ氏が公開していた情報を裏付けるものとなっています。
一方で、未発表の「J374」「J375」と呼ばれるモデルの情報も公開されていたとのこと。情報からは、この端末はApple Silicon M1Xチップを搭載した新たなMac miniだとみられます。
2021-04-21 20:19:11