先日、新型12.9インチiPad Proでは旧モデル(第4世代)用のMagic Keyboardは使えないとの噂話がありました。が、アップルが新たなサポート文書を公開し、旧Magic Keyboardが新12.9インチと「機能的に互換性がある」としつつも、閉じたときに「正確にフィットしない可能性がある」と述べています。
新型12.9インチiPad ProはLiquid Retina XDR、すなわち新技術のミニLEDバックライト付き画面を搭載しているため、旧モデルよりも厚みが0.5mm増しています。この厚みのために、新モデルは旧Magic Keyboardには完全には収まりきれないわけです。またサポート文書では、特にスクリーンプロテクターを付けているとフィット感に影響を与える可能性があると警告しています。
とはいえ「機能的には互換性がある」ことはアップル公式のお墨付きが得られたことになります。新型12.9インチでもMagic Keyboardとの接続方式は変わりなく、おそらく繋げれば動くと推測されてはいましたものの、0.5mmぶ厚くなったことが実用に差し支えるかどうか危ぶまれていましたが、不安が拭い去られたかっこうです。
かたや新11インチiPad Proは旧モデルと寸法が変わらないため、旧Magic Keyboardはぴったりとフィットして何の問題もなく動作します。もっとも新色の白が追加されており、旧11インチをお持ちの方も2台目を検討してみてもいいかもしれません。
新型11インチと12.9インチiPad Proは、本日(4月30日)21時~予約受付開始です。特に12.9インチは品薄との噂もあり、争奪戦になる予感もあります。ともあれ旧モデルを持っている人が買い換える場合も、セットで買ったMagic Keyboardを(少しフィット感が欠けることに目をつぶれば)流用でき、追加の出費が抑えられそうです。
2021-04-29 23:08:46