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アップルは発売当初のHomePodを売り切るのにまだ苦労している

2カ月前、Apple(アップル)は初代HomePodの製造中止を決定しました。しかし、この製品はまだApple Storeで販売されているようで、もし購入すると発売当初の在庫のHomePodが送られてくるかもしれません。

通常は製品が製造中止されると大幅な値引きが行われ、もしその製品が本当に良いものであれば、残った在庫はすぐになくなってしまいます。たとえば9to5Macによると、HomePodと同時期にiMac Proも販売終了となりましたが、余った在庫は月をまたぐ前に消えてしまったそうです。一方でスペースグレイのHomePodはアップルが販売を終了する前に完売していましたが、ホワイトバージョンは299ドル(国内価格3万6080円)でまだ販売されています。

YouTuberのMichael Kukielka(マイケル・クキエルカ)氏は、HomePodが製造中止になった後に2台購入しましたが、どちらもローンチストックだったようです。つまり、HomePodsは2018年に製造され、それ以来箱の中に眠っていたのです。クキエルカ氏が購入した2台のHomePodsのうち、1台は2017年12月19日に製造され、もう1台は2018年2月3日に製造されていました。また3年以上も箱の中に置かれていたために、白い埃に覆われたHomePodのプラグの写真も投稿されています。

HomePodはアップルの中でも特に目立つ失敗作でした。多くのレビュアーがその音質を高く評価している一方で、当時の他のスマートスピーカーがもっと手ごろな価格で、しかも使いものになるデジタルアシスタントを搭載していたことを考えると、当初の349ドル(約3万8000円)という価格は高すぎました。さらにApple Musicに制限されていたことも問題でした。サードパーティの音楽を聴きたければ、Sonos Oneなどの高品質なスマートスピーカーに搭載されているAirPlayを利用する必要があったのです。発売から約1年後、アップルはHomePodの価格を349ドルから299ドルへと大幅に値下げしました。Appleにとって現行製品の値下げはかなり珍しいことです。

より手ごろな価格のHomePod Miniが登場した今、HomePodを購入する理由は少なくなりました。初代HomePodがさらに値下げされていないだけでなく、iOS 14.5にアップデートした後にSiri経由でApple Musicにアクセスできないユーザーもいました。Apple Musicがネイティブにサポートしている数少ないストリーミングサービスだと考えると、これは望ましいことではありません。一方、HomePod Miniは価格が3分の1で、サイズの割に音が良く、初代にできることはほとんどでき、ライバルのスマートスピーカーと比べても競争力のある価格になっています。

HomePod Miniの売れ行きは、先代モデルよりもはるかに好調です。製品は初日に完売し、アップル自身も「昨年秋のデビュー以来売れ行きは好調だ」と認めています。さらに市場調査会社のOmdiaは、アップルが2021年第1四半期(1月〜3月)に米国で240万台のスマートスピーカーを販売し、そのうち91%がHomePod Miniであったと推定しています。残りが初代HomePodだとすると、およそ21万6000台が売れたのでしょう。しかし、生産終了から2カ月経ってもまだローンチ時の在庫が残っているのです。