新品互換用パソコン バッテリー、ACアダプタ、ご安心購入!
ノートpcバッテリーの専門店



人気の検索: ADP-18TB | TPC-BA50| FR463

容量 電圧 製品一覧

スペシャル

グーグルの画像認識AI、乳がんや皮膚病の判定にも使えるみたい #GoogleIO

写真を顔で検索できるみたいに、レントゲン画像から病変を検出するなど。

今日のGoogle I/Oのキーノートでは、Android 12やWear OSといった完成形のものだけでなく、現在研究段階の技術も発表されてました。中でも既存のGoogleの技術を使いつつもその枠を超えていたのが、医療への応用事例。GoogleのChief Health Officer、Karen DeSalvo氏が、人工知能(AI)による画像認識技術を応用したふたつの事例をシェアしてくれました。

乳がん検査をより効率化、早期発見へ

ひとつめは、女性の8人に1人がかかるという乳がんの早期発見に役立つ技術です。乳がんの早期発見に広く使われているレントゲン検査「マンモグラフィー」は通常、放射線科医による結果画像の判定が必要で、医師の人手不足が深刻な課題になっています。患者側から見ると、検査を受けてから結果が出るまでにときには数週間かかり、万一がんにかかっていたらその分治療のタイミングが遅れるし、そうでなくても命にかかわる病気の検査結果を長く待つこと自体がストレスです。

そこでGoogleではNorthwestern Medicineとの共同研究で、マンモグラフィーの判読ができるAIを開発しています。すでに2020年には医師と同程度の判定精度を実現していて、AIがフラグを立てた画像を医師が確認し、必要と判断すれば再検査を依頼、という流れができているのだとか。時間のかかる判定作業をAIで効率化できれば、必要な人が素早く治療を受けられて、がんの進行をブロックできるケースもあるはずです。

皮膚病を写真で診断

もうひとつは男性にも身近な、皮膚や爪、髪の異常の判定に使える画像認識AIです。皮膚に何かブツブツができたり赤くなったりしたとき、それがなんなのかわからないことが多いですよね。自然に治るのか、何か薬が必要なのか、皮膚だけじゃなく体の中にも問題があるのかとか、判断がつかないこともよくあります。実際Googleでは、皮膚関係だけでも年間数十億件単位の検索があるそうです。

このニーズにどうにかして応えられないか?ということでGoogleが作ったのが、よくある皮膚病を画像といくつかの質問で判定できる、皮膚診断アシストツール(トップの画像)です。使い方は簡単、気になる皮膚の部位の写真を3枚撮り、体のどのパーツの問題か、どういう感じがするか(痛みとか)、といった質問への回答とともに送信するだけです。すると数秒後、可能性のある病名のリストが表示され、それがどれくらい重いのか、伝染性なのか、といった詳細情報もわかるようです。

判定対象の病気は288種類をカバーし、皮膚関係でよく検索される病気の90%に相当するそうなので、だいたいのことはこのツールで判定できそうですね。

Googleによる皮膚診断アシストツールはブラウザから利用可能で、すでにヨーロッパ(EU)では医療機器として承認済みとのこと。今年中にEU内のGoogle検索上で使えるようになるそうですよ。

応用先がどんどん広がってる

Googleではこのふたつの他にも、画像認識AIを使った肺がんや結核、糖尿病網膜症、貧血や心血管疾患などなどの発見技術を研究しているそうです。Googleの画像認識は花の名前とか犬の種類だけじゃなく(それもすごいんですが)、人が病気か病気じゃないかまでもわかるようになってきてるんですね〜。