【シリコンバレー時事】米グーグルは18日開いた開発者会議で、スマートフォン向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」を大幅に刷新したと発表した。画面の配色などが利用者の好みに沿って自動で調整される機能を備えたほか、個人情報の保護も強化した。
グーグルは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて昨年は開発者会議を中止しており、開催は2年ぶり。今回はオンラインで実施された。
最新OS「アンドロイド12」では、アプリごとの利用者データへのアクセス状況を一覧できる「プライバシーダッシュボード」の機能を追加。アプリによる位置情報の収集についても、正確な場所ではなく「おおよその場所」も選択できるように改め、プライバシー保護の強化が図られた。
また、全体的な処理速度も大幅に向上し、操作もスムーズになった。
2021-05-18 19:06:09