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AMDの新GPU「RX 6000M」、NVIDIAとの戦いに臨む

AMDにはこれまでNVIDIAのノートPC向けGPU 「RTX 30 シリーズ」に対抗できるモバイルグラフィックスカードがありませんでしたが、とうとう新しいモバイルGPU 「Radeon RX 6000 M」 シリーズが発表されました。

AMDの最新のRDNA 2アーキテクチャをベースにした新しいRX 6000Mラインは、さまざまな性能と価格帯に合わせて設計された3つの新しいモバイルGPUで構成されており、フラッグシップモデルはRadeon RX 6800Mとなります。

Radeon RX 6800Mは145W以上のシステムをターゲットとし、12GBのGDDR6 vRAM、96MBのInfinity Cache、40基のコンピュートユニットとレイアクセラレータを搭載しています。AMDによれば、このグラフィックスカードは1440p/120fpsで安定したゲーム体験を提供するのが目的とのこと。

Radeon RX 6700Mは最大135Wのシステムを対象とし、10GBのGDDR6 vRAM、80MBのInfinity Cache、36基のコンピュートユニットとレイアクセラレータを搭載。1440p/100fpsでのゲームをサポートするように設計されています。

Radeon RX 6600Mは、最大100Wのシステムをターゲットとし、8GBのGDDR6 vRAM、32MBのInfinity Cache、28基のコンピュートユニットとレイアクセラレータを搭載。1080p/100fpsのゲーム向けとのこと。

Asus ROG Strix G15 Advantage EditionでRX 6800Mを使ってみたところ、タイトルやゲームの最適化にもよりますが、6800MはNvidia RTX 3070カードと同等以上のパフォーマンスを発揮しました。この性能は素晴らしいものであり、これらのGPUのコスト次第では、AMDの新しいモバイルGPUはNVIDIAの強力なライバルになりそうです。

AMDが用意しているのは、新しいモバイルGPUだけではありません。CPUとGPUの両方の分野で競争力のある製品を提供するために「AMD Advantage Design Framework」を導入します。これはAMD製プロセッサの機能(Infinity Cache、SmartShift、Smart Access Memoryなど)によりシステムのパフォーマンスとバッテリー駆動時間が向上するだけでなく、AMDの承認しデバイスメーカーがサポートする重要なスペックや機能の概要を示しています。

AMD Advantageで要求される主な基準は、300ニト以上の明るさを持つIPSまたは有機ELディスプレイ(TAまたはVNパネルは不可)、144Hz以上のリフレッシュレート、AMD FreeSync Premiumのサポート、システムのWASDキーが40℃にならないような冷却などです。つまりこれは、Intel(インテル)のEvoプラットフォームをAMDがゲーミングノートPC向けにアレンジしたものと考えることができます。

さらにAMDは、AMD FidelityFX Super Resolution(NvidiaのDLSS技術のAMD版)のサポートを複数世代のGPU(Radeon RX 6000、Radeon RX 5000、RX Vegaなど)、および『Godfall』などの個々のゲームに拡大していますが、後者は開発者がFidelityFX Super Resolutionをサポートする必要があります。AMDによると、FSRは画質と解像度のコントロールとバランスを向上させることで、場合によってはパフォーマンスを最大250%向上させることができるとしています。

大局的に見れば、モバイルグラフィックスに関してはNVIDIAが引き続きリードしているものの(AMDがモバイルでRTX 3080への対抗製品を持っていないため)、最もハイエンドなシステムを除くすべてのシステムと価格において、AMDは競争力のあるディスクリートグラフィックスを持つことになるでしょう。

AMD Advantage認証を取得した最初のノートPCは、Asus ROG Strix G15 Advantage EditionとHP Omen 16の2機種で、今年の夏の終わりから秋にかけてほぼすべての大手ノートPCメーカーからさらに多くの製品が登場する予定です。