先日Apple Musicは空間オーディオに続きロスレス配信も開始し、ともにiOSやiPadOSデバイスでは利用可能となっています。Androidデバイスでもまもなく再生できると予告されていましたが、ベータ版で対応したことが明らかとなりました。
これら新機能を利用するには、Google Play Storeのベータプログラムに登録してベータ版を入手することが必要であり、まだ一般ユーザー向けの安定版では利用できません。近日中に、正式版がすべての対応Androidデバイスにロールアウトされると思われます。
さて最新ベータ版にアップデートすると、「互換性のあるデバイス」で空間オーディオが聴けるようになり、「ローンチ時にはドルビーアトモスで利用可能な何千ものトラック」が聴けるとの宣伝文句が表示されるとのこと。利用できる楽曲のプレイリストを用意しており、アルバムページの楽曲リストのすぐ上に「Dolby Atmos」のバッジが付いているのはiOS版と近い仕様の模様です。これらは「ロスレス」対応楽曲についても同じだと伝えられています。
さらに「設定」には新たに「音質」メニューが追加され、「Lossless Audio」を有効にできるとのこと。それに加えて、下記のように異なる階層と適用される場所(携帯ネットワーク、Wi-Fiストリーミング、ダウンロード)を選ぶこともできると述べられています。
高効率。データ使用量の少ないAAC(セルラーのみ)
高品質。AAC 256 kbps
ロスレス。最大24ビット/48kHzのALAC
ハイレゾリューション・ロスレス ALAC 最大24ビット/192kHz
アップルは長らく自社製品のクローズドサービスだったFaceTimeを、iOS 15以降ではWebやAndroidにも開放すると発表しています。サービス事業はめざましい成長を遂げているため、今後も他社プラットフォームに積極的に進出し、既存のAndroidアプリも強化していく方針かもしれません。