TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送の3社が15日、民放AMラジオ47局のうち44局が2028年秋までにFM局となることを目指すと代表して発表した。民間AMラジオ局がFM転換の意向やロードマップの発表を行うのは今回が初めて。
AMラジオ各社のFM転換への取り組みがバラバラだとリスナーに対し不親切であり、ワイドFM対応端末の普及が進まないことも懸念される。そこで、AM各社の意向を集約し、大まかなロードマップをできるだけ早期に明らかにする必要があると考えて、この日の発表が行われた。
北海道と秋田県を除く全国の民放AMラジオ局が今回の宣言に参加した。なお、28年秋にFM局となっても、直ちにAM停波を行うことを意味しない。一定数の局はAM波を補完的に活用し続ける予定で、AM併用の形となる。
さらに、在京3社(TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送)は一歩踏み込んだロードマップを示した。早ければ28年秋にAM停波実現を目指し、3社で協力して様々な課題解決に努めるとした。
2021-06-18 03:46:17