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Google HangoutsはGoogle Chatに。何がどう変わるのか整理してみよう

Google(グーグル)といえば、これまで何度もメッセージングアプリを変更してきました。FacebookもMessengerが独立化したりしましたが、名前や機能がここまでコロコロ変わるのはGoogleくらいじゃないでしょうか。そんなGoogleですが、Hangoutsが終了し、Chatに変わると発表されました。では、具体的にどう変わるのか? 米GizmodoのFlorence Ion氏が調べてみました。

これまで企業の従業員などでないと使えなかったGoogleのWorkspaceアプリ群が、Googleアカウントを持つ全てのユーザに解禁されます。これにより、約30億人とも言われるGoogleユーザが新しいGmail、Docs、そしてChatを使えるようになります。これまでGoogle Hangoutsを使っていた人にとって、新しいChatの登場はこれまでのGoogleにおけるメッセージングの悩みを一気に解決する救世主か、ユーザを混乱に陥れるいつものGoogle流方向転換になるでしょう。

Google Chatへの変更方法

まだGmailでHangoutsを使っている方がChatに変えるには、ブラウザでGmailの設定に行き、「すべての設定を表示」をクリック、次に「チャットと会議」タブを選択すると、それまでのHangoutsからGoogle Chatにスイッチできます。変更を保存するとGmailが更新され、新サービスを紹介するダイアログウィンドウが表示されます。Chat、Meet、新しいRoomsへのショートカットの位置がここでわかります。

Gmailの設定からChatに手動で切り替えることができます。Screenshot: Florence Ion / Gizmodo

Google Chatの主な機能

Google Chatは実にGoogleらしい見た目をしています。主な変更点というと、リアクションの追加、スレッド分けの改善、より大きなチャットルームやコミュニティにおけるユーザによる管理など、DiscordやSlackなどではお馴染みのものです。他にも、Chat内のどの部屋でも使えるSpacesという機能があり、これは大人数の家族や親しい友人のグループを持っている人には便利そうですね。Spacesにはタスクやファイルの共有機能があり、Gmail内から直接ChatとDocを同時に使うことができます。

そのほかの変更点

Workspaceにサービスを統合しようとする試みの一環は、Chatアプリだけではありません。Google Docsはスマートチップが導入され、ドキュメント上で「@」シンボルの後に名前やコマンドを入力することができるようになります。これらの発表と共に、Googleは中小企業やフリーランサーのためのGoogle Workspace Individualも発表しました。こちらはサブスクリプション制で、スマート予約やプロ志向のビデオミーティングツール、パーソナライズされたEメールマーケティングサービスなどを利用できます。さらに、自分のWebサイトから送るメールを特定のGmailアカウントに限定する機能などもついて、プランは月10ドル (約1,100円) から利用できます。

HangoutsからChatに切り替えるというだけでも、長年の苦労の終わりを見たような気分になりました。何しろ私たちは待って、また待って、ようやく終わりの準備を始めていたのです。もちろん、Googleが正式にHangoutsを廃止し、強制的にChatに乗り換えるようにするまでは、本当の意味での終わりではありませんが。

Google Chatまでの長い道のり

いやはや、長い道のりでした。Googleのチャットサービスは、過去5年で名前がコロコロと変わりました。それはまるで、テーマを見失って迷走を続ける昼ドラを観ているようだと言っていいでしょう。まず、GoogleはGtalkを廃止し、メッセージングサービスをHangoutsに変更しました。次に、HangoutsはHangouts MeetとHangouts Chatになり、その後仕事に便利な機能を更新してHangouts MeetはただのMeetになり、Hangouts ChatはそのままGmailの中のボックスに存在していました。私も含めて、誰もがこのまま使い続けられると思ったのですが…。ちなみに、私は2018年のメッセージング危機も乗り越えています。GoogleがAlloを廃止し、Androidユーザがまた新しいアプリに移行せざるを得なくなって不満が爆発したときのことです。

Googleが行なった目まぐるしい変更の皮肉なところは、メッセージングアプリをよりシンプルにし、変更による戸惑いを和らげるためだったことです。その結果、全てが余計にややこしくなってしまいました。ユーザが求めていたのは、それまでずっと使ってきたメッセージ機能をこれからも使い続けられることですが、そのために名前や機能をころころ変えるのはただ混乱するだけです。

SlackやMicrosoft Teamsなど、仕事用メッセージングの分野においてはライバルがたくさんいますが、その中でGoogleの唯一の強みはユーザー数だけです。その多くは、もしかしたらHangoutsからChatにスムーズに移行するかもしれませんが、Googleに言いたい。「もうちょっといい方法あるんじゃないの?」とね。