アップストアの正当性強調 独占批判に対抗―米アップル

【シリコンバレー時事】米アップルは２３日、アプリ配信サービス「アップストア」に関する報告書を発表した。アプリの入手ルートをアップストアに限定することで利用者保護と市場の成長を両立させているとアピールする内容。運営手法が独占的との批判を浴び、規制強化の動きも出る中、正当性を強調した。

スマートフォン「ｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）」などでは、アップストアからしかアプリを入手できない。こうした措置が競争を阻害しているとして、第三者にアプリ配信を認めるよう求める声も根強い。報告書では、外部のアプリ配信を利用することのリスクを列挙した。

セキュリティーでは、アップストアのアプリはアップルが一つ一つ安全性を審査していると説明。その上で、外部サービスでアプリを提供できるようになれば不正を助長しかねないと主張した。