コストパフォーマンスに優れたスマートフォンをはじめ、スマートバンドや空気清浄機といった多種多様な製品を販売しているXiaomi。日本市場に参入してから約1年半が経過し、日本国内での知名度も徐々に向上していることでしょう。
そんなXiaomiから新たにSIMフリースマートフォン「Mi 11 Lite 5G」が発売となりました。今回も同価格帯の製品から頭一つ抜けた高性能を搭載した端末となっているので、早速詳細を確認していきましょう。
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gは4万3800円!
Mi 11 Lite 5Gの市場想定価格は4万3800円。詳しくは後述しますが、処理性能やおサイフケータイ機能などを見ると比較的安価でしょう。名前の通り5G通信にも対応しています。
日本市場での通信キャリアの取り扱いはなく、MVNOとしては「IIJ mio」「goo Simseller」「BIGLOBE mobile」の3社で取り扱われています。そのほかAmazonといったECサイトや、各家電量販店でも販売されています。
発売は2021年7月2日より順次となっているので、販路によって多少遅れるところもありそうですが、そう待たずに手に入れられるでしょう。
Mi 11 Lite 5Gはとにかく「薄くて軽い」!
Mi 11 Lite 5Gは6.55インチのFHD+AMOLED(有機EL)ディスプレイを採用。5万円以下の5G対応スマートフォンに発色が良く比較的軽量な有機ELパネルを採用しているだけでもお手頃なのですが、リフレッシュレートは90Hzまで対応、タッチサンプリングレートは240Hz対応と高レベルのディスプレイ性能を有しているのが特徴です。
本体サイズは高さ160.53mm×幅75.73mm×厚さ6.81mm、質量はわずか159g。特に7mmを下回る薄さと159gという質量は大きな特徴で、Xiaomiいわく「世界で最も薄い5Gスマホ」であるとのこと。
実際に製品を試せていないので具体的な使い心地に関しては明言できませんが、6.55インチと比較的大きなディスプレイを搭載していながら、薄く軽いボディを採用することで扱いやすさにも期待が持てる仕上がりでしょう。
カラーバリエーションは「トリュフブラック」「シトラスイエロー」「ミントグリーン」の3色。特にシトラスイエローとミントグリーンはスマートフォンとしてはあまり見かけないポップな配色となっており、薄型ボディを活かすためにカバーを装着しないで使用してもおしゃれに楽しめそうな印象です。
日本初上陸のチップセット「Snapdragon 780G」を搭載
CPUには、日本市場で販売されるスマートフォンとしては初となる「Snapdragon 780G」を採用しました。これは2020年発売のミドルレンジスマートフォンに搭載されることが多かった「Snapdragon 765G」の改良モデルです。
Snapdragon 765Gは、価格でいうと6万円から8万円程度のスマートフォンに搭載されることが多かったチップセットで、グーグルの「Pixel 5」などにも採用されています。
Pixel 5は完全なハイエンドスマートフォンではありませんが、画面性能や処理性能などは非常に使い勝手が良く、比較的重いアプリゲームなども問題なく動かせるスマートフォンだったので、Snapdragon 780Gもよほどのヘビーユーザーでなければ十分満足できる性能になるでしょう。
性能に期待できる側面としては、Snapdragon 780Gが「5nm」シリコンを採用したチップセットである点です。
数字が小さいほど電力効率に優れ、処理性能の向上につながるとされているのですが、現在スマートフォン用チップセットとして5nmを採用しているのはアップルのA14 Bionic、サムスンのExynos 2100、クアルコムのSnapdragon 888と今回のSnapdragon 780Gの4つのみです。そのため、ハイエンドスマートフォンに近い能力に期待ができるでしょう。
注目するべきはやはり販売価格。メモリ・ストレージの構成などに違いがありますが、Pixel 5は7万4800円だったのに対してMi 11 Lite 5Gは4万4300円と3万円以上も安い形になっています。
ちなみにMi 11 Lite 5Gはメモリ6GB、ストレージが128GBとなっています。
5Gだけじゃない! おサイフケータイ機能や指紋認証にも対応!
Mi 11 Lite 5Gは、名前の通り5G通信対応のスマートフォンです。5G対応機種が5万円以下で買えるのもポイントなのですが、そのほかの細かい性能も使い勝手が良いように作りこまれています。
大きな特徴はおサイフケータイ機能(FeliCa)に対応した点でしょう。通信キャリアから発売されるスマートフォンの多くは本機能に対応していますが、SIMフリースマートフォンとしては数が少ないのも事実。誰でも手軽に購入できる製品ながら、おサイフケータイ機能も使えるのは嬉しいポイントです。
指紋認証は側面にある電源ボタンと一体になっています。近年のハイエンドスマートフォンはディスプレイ内に指紋認証センサーを内蔵することも増えましたが、スマートフォン画面を起動するのと同時にロックの解除ができるのは便利でしょう。また、本製品は顔認証にも対応しています。
バッテリーは4250mAhで、33Wの急速充電にも対応。購入時には33W急速充電器も同梱されるので、別途充電器を購入する必要がないのも嬉しいですね。
アウトカメラは6400万画素メイン/800万画素超広角/500万画素テレマクロの3眼構成。実際に試せていないので具体的な仕上がりはわかりませんが、価格を考えれば3つのレンズを搭載しただけでも十分といえるでしょう。
2021-07-11 18:54:51