Googleは7月20日、iOS、iPadOS向けにChrome 92をリリースしました。このバージョンでは、シークレットタブのセキュリティを強化し、他のアプリからChromeに戻った際、Face IDやTouch ID、パスコードを使用した本人確認を行うまでシークレットタブを表示しないよう設定が可能となりました。
履歴などを残さないシークレットタブの性質を考えると、iPhoneを他の人に貸した際にシークレットタブがそのまま表示されるというのは避けたいところでしょう。閉じてしまうのが早いですが、うっかり忘れて他のアプリを表示していた場合などには便利そうです。
利用するには、「設定 > プライバシー > Chrome を終了するときにシークレット タブをロックする」をONにします。ただ、筆者の環境ではiPhone、iPadともこのメニューが表示できませんでした。サーバー側でアカウント毎に展開しているのかもしれません。
このほか、タブ切替画面の「すべて閉じる」をタップした際、本当に閉じるかを確認するメッセージが表示されるようになるほか、縦に長いウェブサイトもスクロールして全体のスクリーンショットを撮影可能になっています。