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iPhoneのサプライヤーで高価格帯レンズの需要急増〜フル稼働状態が10月まで続く

iPhone用のレンズも供給するスマートフォン用レンズモジュールメーカーのGenius Electronic Optical(GSEO:玉晶光)において、工場のフル稼働状態が続いているようです。同社会長であるジョーンズ・チェン氏は、これが2021年第4四半期(10月〜12月)の初めまで続くと予想しています。

iPhone13シリーズ搭載と噂のレンズモジュールの増産続く

GSEOは多数の注文に対応するため、中国南東部にある4箇所の工場がフル稼働でスマートフォン用レンズモジュールを生産しているようです。

同社の生産能力は2020年と比べて12%〜13%増加しているようですが、1つのスマートフォン用レンズモジュールに使用するプラスチックレンズの枚数が増えたため、モジュールとしての出荷数は10%しか増加していないとのことです。

アナリストのミンチ−・クオ氏は、iPhone13シリーズ(iPhone12sとの噂もあり)は7Pレンズを採用し、暗所撮影性能が向上すると伝えていました。

AppleのARヘッドセット用光学レンズも開発中と噂

GSEOでは現在、ミッドレンジからハイエンド向けの5P(プラスチックレンズ5枚構成)および6P、さらに7Pレンズの注文が増加しています。

これにより同社の利益率は、2020年の15%〜22%から2021年には35%〜40%に増加すると、アナリストのミンチ−・クオ氏が伝えています。

GSEOは今後、スマートフォン用レンズモジュールへの依存度を下げ、拡張現実(AR)および仮想現実(VR)機器用のレンズモジュールに注力することを計画しているようです。

同社のARヘッドセット用光学レンズがAppleが開発中のARヘッドセットに搭載され、2022年に発売されるとの報道がありました。