中国Vivoが特徴的なスライド式スマートフォンカメラに関する特許を出願したことを、オランダ語テックサイトのLetsGoDigitalが伝えています。
WIPO(世界知的所有権機関)に出願された今回の特許では、段階的にスライドするスマートフォンのカメラ機構が説明されています。それぞれの段階には異なるサイズのレンズが搭載されている一方で、カメラセンサーは内部に1つしか搭載されていません。
そして特許によれば複数の倍率のレンズを重ねることで、高倍率ズームが可能になると説明しています。単純計算ですが、2倍ズームレンズを4個重ねれば16倍の光学ズームも可能になるはずです。
現在のスマートフォンは複数のレンズとセンサーを背面に搭載することで、異なる倍率のズームを実現しています。しかしこれらを1モジュールに統合することができれば、内部スペース利用の効率化や低コスト化が見込めそうです。
いつものことながら、特許が出願されたからといって実際に製品が登場するかどうかは未知数。しかし、このような潜望鏡のようなカメラがにゅっと飛び出すスマートフォンを一度この目で見てみたい気もします。