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realme GT Master Explorer(中国版)を入手! スナップショット特化のストリートモードを試してみた

realmeが中国で発売した「realme GT Master Explorer」(真我GT 大师探索版)は、深澤直人氏によるスーツケースデザインと、ストリートモード(街頭撮影模式)がプリインストールされていることが特徴のスマートフォンです。

深澤直人氏の、スーツケースデザインに込められたメッセージは、こちらの動画を見ていただくのが一番だと思います。筆者は「日々の生活に探求心を持つことも旅だと思います。」という深澤直人氏の言葉にハッとさせられました。

なお、realmeと深澤直人氏とのコラボレーションは今回が初めてではありません。別の記事で詳しく紹介されていますので、ここでは割愛します。

realmeがこだわったプロ仕様の専用ストリートモードは、リコーアンバサダーや多くのプロストリートフォトグラファーと議論し、世界中の膨大なストリートフォトを研究して作り上げられました。そして、ストリートモード用に用意されたストリート(街拍)フィルターは、様々なカメラやフィルムをシミュレートしたカメラアプリで定評のあるNOMO CAMとコラボレーションし、コダック社のフィルム効果をシミュレーションしたものです。realmeの製品サイトには、ANN Feifei氏をはじめとしたリコーアンバサダー数名がストリートモードで撮影した写真も掲載されています。

さて、今回はそんなrealme GT Master Explorerを入手しましたので、さっそく本体から見ていきましょう。

筆者が入手した旅行箱・杏という色は上品なピンクベージュのような色合いで素材はビーガンレザーにrealmeのロゴ、さらに深澤氏のサインがレーザー刻印されています。そしてスーツケース風のリブが良いアクセントになっています。

realme GT Master Explorerは、旅行箱・杏、旅行箱・灰と、オーロラ、白で本体サイズと重量が異なります。

筆者が入手した旅行箱・杏の本体のサイズは159.9×72.5×8.8mm、重量は183.5gです。横幅と厚みが抑えられ、さらに側面がカーブしているため小さめの手にもしっくりと収まります。

プロセッサはクアルコム製のSnapdragon 870。ディスプレイは6.55インチ、リフレッシュレート120Hzに対応したサムスン製のAMOLED曲面ディスプレイです。バッテリー容量は4500mAhで、65Wの急速充電に対応し、33分で充電が完了します。

Android 11ベースのrealme UI 2.0は当然かもしれませんが、Color OSとの共通点も多いです。

詳細なスペックはこちらからどうぞ。

同梱物は65W対応のACアダプター、ケース、SIM取り出しピン、クイックガイド、そして保証書となります。液晶保護シートはあらかじめ貼りつけられているので安心です。同梱ケースはすべすべしたソフトタイプでスーツケースデザイン、そしてここにもrealmeのロゴと深澤氏のサインが! こだわりを感じることができる反面、ケースの色が本体色と異なるのが少し残念なのと、素材に若干チープな印象も受けます。realmeとしては上位の位置づけだけどハイエンドではない、という点を考慮すれば相応かもしれません。

リアカメラは広角、超広角、マクロの3眼です。広角カメラは50MP(ソニーIMX766、1/1.56インチ、F1.88、35mm判換算で24mm相当、OIS(光学手振れ補正))、超広角カメラは16MP(ソニーIMX481、F2.2、35mm判換算で14mm相当)、マクロカメラは2MP(F2.4で焦点距離は4cm)です。

フロントカメラは1眼で、32MP(ソニーIMX615、F2.45)、パンチホールタイプで左上に位置しています。

撮影モードは、「写真」、「動画」、「ポートレート撮影」、「夜景」、「50M」、「星空モード」、「スローモーション」、「タイムラプス」、「映画」、「エキスパート」、「パノラマ」、「テキストスキャナー」、「AI証明写真」、「ウルトラマクロ」、「ストリート」、「Breenoスキャン」となっています。撮影モードの並び順を変えることはできないようです。

写真のフォーマットはHEIFとJPEGから選択できます。また、プロモードやストリートモードではRAW(拡張子はdng)にも対応しています。ただ、ギャラリーアプリからはRAWで撮影したファイルの編集ができませんでした。RAWを使用する場合は、別途アプリのインストールが必要です。

ワンタップでの画角の切り替えは0.6X、1X、2X、5Xの4種類で、ズームの最大は20Xです。2倍までは特に気になりませんでしたが、5倍以上は画質の粗さが気になりました。

それではストリートモードをじっくり見てみましょう。

ストリートモードは「その他」の中にあります。カメラアプリを起動して、その他を選んで……という手順では、サッと撮ることができないのでは? と思ったら、詳細設定のなかに画面オフからストリートモードを直接起動できるようにする設定がありました。

ストリートモードを起動すると、0.6X、1X、2X、5Xの画角の切り替えが、それぞれ16mm、24mm、50mm、120mmという焦点距離の表記に変わります。これだけでも心が躍ります。

ストリートモードは、オートフォーカスだけではなく、マニュアルフォーカス(固定焦点)にも対応しています。設定範囲は0.00m~5.00mで、設定用スライドバーを長押しすると、どの範囲にピントが合っているかを黄色で表示してくれます。

マニュアルフォーカスはエキスパートモードにもありますが、ピントの合っている範囲を色で表示するのはストリートモードだけのようです。

ストリートモード用のフィルターは、コダック社のフィルムをシミュレーションした「ストリート」のほか、写真モードにはない「ドラマティック」、「銀河」、「まぶしさ」、写真モード用と共通の「ブラック&ホワイト」、「モダンゴールド」、「サイバーピンク」「フラミンゴ」がラインナップされています。

ストリートモードを実際に使用してみて、スナップショットに特化したスマートフォンはほかになく、とても面白いと感じました。画面オフから直接起動ができ、撮りたいと思った瞬間を、いつもの設定で撮ることができるのはとても便利です。

以前、スマートフォンのカメラ性能が今ほどではなかったころ、GR DIGITAL IVを使って写真を撮っていた頃の感覚を思い出しました。一方で、トイカメラやトイデジを使っていたころも思い出しました。

ストリートモードのフィルターは「ストリート」をメインに、シチュエーションによって「オリジナル」や「ブラック&ホワイト」に変えるということが多いからかもしれません。ストリートモードの画角は24mmと50mmを使用することが多いのですが、ワンタップでの切り替えに35mmもあれば、と思う場面が何度かありました。

realmeのスマートフォンを今回初めて使用しましたが、これまでに使用したOPPOのスマートフォンと共通点も多く、戸惑うこともありませんでした。realmeは立ち位置も価格もハイエンドではなく、それ故に割り切られている部分がありますが、そのバランスは良い印象。なにより、realme GT Master Explorerのスーツケースデザインは所有欲を満たしてくれますし、ストリートモードと相まって、いつも以上に「撮りたい」と思うようになりました。

日本ではスマートフォンを販売していないrealmeですが、スマートフォン、特にこのrealme GT Master Explorerの投入に期待したいと思います。

※今回の記事で使用している無線設備(realme GT Master Explorer)は、電波法に定める技術基準への適合が確認されておらず、法に定める特別な条件の下でのみ使用が認められています。この条件に違反して無線設備を使用することは、法に定める罰則その他の措置の対象となります。