今秋のPixel 6がすでに予告されている中で登場した「Google Pixel 5a (5G)」。普及モデルの廉価版とは言え、Pixelシリーズならではの強力ソフトウェアや3年間のOSアップデート保証は魅力。しかも5万円強の価格で入手可能だ。本記事ではPixel 5a (5G)の詳細なスペックを、5や4、過去のPixel Aシリーズも含めて、比較表で見ていく。
左がPixel 4a (5G)で、右がPixel 5a (5G)。5a (5G)は若干縦長になったが、サイズ感や主要スペックは似通っている。ただし、防水対応は大きい
スペック的にはPixel 4a (5G)との共通点は多めも 金属筐体、バッテリー大型化、防水対応で価格ダウンは◎
まず、あらためてPixel 5a (5G)の特長から。画面サイズがわずかにPixel 4a (5G)から大きくなっているものの(6.24型→6.34型)、CPUやメモリー、ストレージ、カメラなどについては基本的に同等となっている。ネットワーク面でも共通点が多く、5G対応であるものの、ドコモの4.5GHz帯はサポートしていない。
大きな違いとしては表にはないが、金属製筐体を採用したこと。Pixel 4a (5G)はポリカーボネート素材で、シンプルさは良かったものの若干柔な印象があったのも確か。また厚みと重量を増しているが(8.2mm/168g→8.8mm/183g)、バッテリー容量が4680mAhになったのは大きい(Pixel 4a (5G)は3800mAh)。さらに上位モデルでしか対応していなかった防水・防塵もサポートしている。おサイフケータイと合わせて、日本のユーザーに人気となりそうだ。
素材はポリカーボネートから金属へと変更されたが、手触りなどはちかいものがある。色は近くで見ると結構異なる(左のPixel 5a (5G)がMostly Black)
そのほかnanoSIM+eSIMのデュアルSIMサポート、イヤホン端子といった特長もPixel 4a (5G)と同じ。背面の指紋センサーもこれまで同様だが、マスク必須時代には不可欠な存在でうれしい点の1つだ。なお、カラバリはMostly Blackの1色。Pixel 4a (5G)のJust Blacjに対し、「ほぼ(Mostly)黒(Black)」というわけで、並べてみると色味の違いはハッキリしている。