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iPhone 13には「衛星通信でのSOS」が可能な機能が搭載される、緊急事態の通報がスムーズに

Appleが、4Gや5Gの接続ができない緊急事態での通報を可能にする衛星通信機能や、ユーザーの緊急連絡を補助してスムーズな通報を行えるようにする機能を次期iPhoneに搭載する予定だということが分かりました。すでに、著名なアナリストからiPhoneの衛星通信機能についての情報がリークされていますが、この機能は当初の報告より用途が限定的なものだとされています。

Apple製品の新情報で定評のあるアナリストのミンチー・クオ氏が、「9月発表予定のiPhone 13にはLEO衛星(低軌道衛星)に接続する機能が搭載される」とリークしました。この機能で使われる衛星通信はGlobalstarの衛星ネットワークになると予想されたことから、同社の株価は2021年8月30日に64%も上昇しました。

iPhone13は低軌道衛星通信に対応か、4G・5Gがなくとも通信可能に - GIGAZINE

iPhoneの開発情報に詳しい情報筋は、海外メディアのBloombergに対し、「Appleは衛星ネットワークを使った緊急時向けの機能を少なくとも2つ開発し、iPhoneでリリースすることを目指している」と話しました。

緊急時用の衛星通信機能の1つ目は、モバイル通信用の電波が届かなくても緊急サービスなどに連絡することができるようにする「Emergency Message via Satellite」です。これは、標準的なSMSやiMessageに続く3番目の通信方法としてiPhoneの「メッセージ」アプリに統合され、通常の緑や青ではなくグレーの吹き出しで表示されるとのこと。

「Emergency Message via Satellite」の通信はメッセージの長さが制限されている代わりに、通信相手が着信拒否をしていてもメッセージを送ることができます。また、将来的にはメッセージだけでなく電話もできるようになる可能性があるとのこと。この機能は、4Gや5Gの電波が届かない山間部や人里離れた地域での使用が想定されています。

2つ目は、ユーザーによる危機的状況の報告を補助することを念頭に置いた機能で、自動車・船舶・飛行機の事故や火事など、どのような緊急事態が起きているかを端末が積極的に尋ねてくるというもの。ユーザーは追加で、「人が海に落ちた」「船が沈んだ」などのより具体的な情報や、「捜索や救助活動が必要か」「負傷者がいるか」「不審な行動や武器の所持が認められる者はいるか」といった情報を入力することもできます。

救急隊に連絡する場合は、ユーザーの位置情報や端末に保存されている医療情報も一緒に送信することができます。また、救急隊だけでなく、家族や友人、医療機関などに通報することも可能です。

いずれの機能も衛星ネットワークに依存しているため、すべての地域で使えるわけではないとのこと。また、iPhoneが衛星に接続するために、ユーザーに屋外で一定方向に歩いてもらう仕組みが盛り込まれていることや、衛星への接続が確立するには1分ほど時間がかかることも分かっています。

9月に発表される予定のiPhone 13には、衛星通信が可能なハードウェアが搭載されますが、衛星通信サービスそのものは2021年中には完成しない見通しです。つまり、iPhone 13を買ってすぐ衛星通信ができるのではないかという期待は、望み薄とのことでした。