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Windows搭載ノートPCを閉じた状態「クラムシェルモード」で使う方法

ビジネスで使われるPCの多くがノートPCだ。テレワークやハイブリッドワークが普及したこともあり、持ち運びが可能で会社でも自宅でも仕事ができるノートPCの存在は欠かすことができない。こうした場合に便利なノートPCの使い方に「クラムシェルモード」がある。

クラムシェルモードはMacBookで使われることが多い言葉で、MacBookに外部ディスプレイや外部キーボード、外部マウス、電源などを接続し、MacBook自体は閉じた状態で使うことを指す。MacBookは閉じたまま立て掛けておいたり邪魔にならない場所に閉まっておく。作業場所の確保に苦労する自宅での作業などで重宝する機能だ。

Windowsはクラムシェルモードという機能は提供していない。しかし、設定を組み合わせることでクラムシェルモードと同じ状態を実現することができる。ノートPCに外部ディスプレイを接続して使っている場合には一度試して欲しい機能だ。
Windows 11でクラムシェルモードを実現する設定

Windows 11でクラムシェルモードの機能を実現するには、まず、コントロールパネルを起動して「ハードウェアとサウンド」→「電源オプション」→「カバーを閉じたときの動作の選択」を選択して設定画面を表示する。

「電源とスリープボタンおよびカバーの設定」で「カバーを閉じたときの動作」×「電源に接続」の部分の動作を「何もしない」に変更し、「変更の保存」を押す。

設定を変更したら、外部ディスプレイを接続した状態でノートPCを閉じる。設定する前は外部ディスプレイの表示も消えていたと思うが、設定を変更した後は外部ディスプレイに表示が行われたままになるはずだ。

なおWindows 10での設定はWindows 11の設定と同じだ。上記の説明と同じように作業してもらえればと思う。
開いたままのクラムシェルモードという選択肢 (Windows 11)

クラムシェルモードは便利なのだが、バッテリー劣化という面ではかならずしも優れた選択肢とは言い難いところがある。ノートPCの排熱設計に依存するのだが、ノートPCを閉じたまま使うとPC内部に熱がこもりやすくなり、その分バッテリーの劣化が進みやすくなる。

また、ディスプレイにも熱が当たる状態が続くため、ディスプレイ表面の保護膜が劣化しやすくなる懸念もある。PCを末永く使うという観点からいえば、できればノートPCは開いた状態で使いたい。

そしてWindows 11からは、ノートPCを開いたままノートPCのディスプレイを無効化して外部ディスプレイだけを使うことが可能になった。クラムシェルモードと違って場所は取ってしまうが、ノートPCにはより優しい使い方だ。

この使い方をする場合、設定アプリケーションから「システム」→「ディスプレイ」→ノートPCのディスプレイを選択→「このディスプレイの接続を切断する」を選択する。

ノートPCを開いたまま設置しておく場所を確保できるのであれば、本来のクラムシェルモードではなく、ノートPCを開いた状態でノートPCのディスプレイのみを無効化した状態で使うことはロジカルな選択肢だ。可能であればノートPC冷却台なども併用して排熱したいところだ。

お使いのノートPCがどの程度の熱を持つかにもよるが、現在主に使われているリチウムイオンバッテリーは熱で劣化することがわかっている。可能な限り、そうした劣化原因の影響は低減させておきたいところだ。
オプション:電源接続時はスリープさせない

クラムシェルモードで使うときは電源を接続していることが多いのだが、この状態でスリープモードに自動的に移行されると面倒なことがある。すぐに使える状態であって欲しいときだ。ちょっと席をはずしているとノートPCがスリープモードになっていては面倒だと感じるようなら、この設定をしよう。

設定アプリケーションから「システム」→「電源&バッテリー」→「電源接続時に、次の時間が経過した後にデバイスをスリープ状態にする」→「なし」を選択して、スリープモードへ移行しないように設定を変更する。

これで電源接続時は常に動作している状態になる。スリープモードに入らせたいときは明示的に操作を行う。
ノートPCを使いこなす

ノートPCは多くの業務において欠かすことのできないツールだ。テレワークやハイブリッドワークへの移行を進めた業務においては以前にも増して重要なツールになっている。

外部ディスプレイや外部キーボードなどは作業効率を引き上げる上で効果的な方法の一つだ。クラムシェルモードと組み合わせることで自宅や職場におけるスマートな作業を支援してくれる。Windowsにクラムシェルモードという設定は用意されていないが、既存の設定を変更することで同じ状態を実現することができる。使ったことがないのであれば、ぜひ一度試してもらいたい機能だ。