第3世代iPhone SE分解動画が公開。バッテリー容量は第2世代より大きく

第3世代iPhone SEは先週発売されましたが、さっそく分解動画がYouTubeで公開され、内部構造や使用パーツ、バッテリー容量が明らかにされています。

YouTubeチャンネルPBKreviewsが分解した結果、バッテリー容量は2018mAhであり、第2世代モデルの1821mAhを大きく上回っています。アップル公式の技術仕様でも第2世代と比べてビデオ再生時間は最大2時間、オーディオ再生は10時間長くなったと謳われていますが、最新プロセッサ（A15 Bionic）やiOSの節電効果だけではなく、実際にバッテリーが増やされていたわけです。

また日経XTECHも即日分解しており、第3世代iPhone SEはクアルコムのSnapdragon X57モデムを搭載しているとのことです。このモデムはクアルコムの公式サイトには見当たらないため、アップル向けに設計されたカスタムモデルかもしれません。

このX57モデムにより第3世代iPhone SEは5G対応を実現していますが、全世界でSub-6のみの帯域に限られています。それに対してiPhone 13は、少なくとも米国では、より高速なミリ波にも対応しています。

おおむね第3世代のiPhone SEの内部設計は、第2世代モデルとよく似ているようです。今回は容量やモデムチップなどざっくりした報告となっていますが、近日中におなじみの修理業者iFixitからの徹底した分解レポートが公開されるはず。そちらで新事実が判明しだい、エンガジェット日本版でもお伝えする予定です。