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ソフトバンクの賭け。iPhone SE「1円ばら撒き」で狙う5Gの普及

日本でも3月18日に発売された第3世代となるiPhone SEですが、早くも初日から1円で販売され大きな話題となっています。この動きを好意的に記すのは、ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さん。石川さんは自身のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』で、中古市場の活性化や5Gの普及といった第3世代SEの「ばら撒き」が日本にもたらす効果を解説するとともに、総務省に対しすべての契約で一括1円発売が可能になるよう、現行の面倒なルールの変更を強く求めています。

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iPhone SE(第3世代)が発売初日から一括1円――ばら撒き販売がニッポンの5G普及を加速させるか

3月18日にiPhone SE(第3世代)が発売となった。

すでに一部家電量販店では一括1円での販売が始まった。MNPまたは5~30歳の人が新規契約かつメリハリ無制限もしくはスマホデビュープランに加入した場合、64GBが機種代金一括で1円、128GBで機種代金一括7,200円という。

新規、乗り換え、機種変更、端末単体購入で4万5,679円が割り引かれ、MNPやプラン契約に対して2万2,000円が割り引かれる。

早いタイミングでiPhone SE(第3世代)が1円で売られることは想定できたが、まさか発売日から1円が適用されるとは思わなかった。ちなみにキャリアは「メリハリ無制限」でわかるとおり、ソフトバンクだ。

総務省では、家電量販店などで「端末単体で購入できない」という消費者からのクレームを問題視している。家電量販店のショップでは表向きは端末単体販売と契約販売の在庫は別々に扱っており、「端末単体販売の在庫はない」といって断っているとされている。

確かにキャリアというか販売代理店は身銭を切って割引を適用させており、端末単体で購入されては商売あがったりなのだろう。

一部では「反社会的勢力に狙われており、転売が資金源になっている」という指摘もある。これらの販売方法が問題視される雰囲気も出てきた。

ただ、もはやユーザーも高いお金を出してスマートフォンを買う習慣はないし、安く買えるのであれば、こうした売り方が大歓迎なはずだ。

端末単体で売るからこそ、転売目的で反社会的勢力に狙われるのだから、むしろ「完全分離」など強制せずに、契約と一体ならば1円で売っていいように戻したほうがいいのではないか。

契約をしっかりと行い、身分証明書もチェックし、クレジットカードで与信審査を行って、売った方がよっぽど健全だ。

4社は競争しているからこそ、iPhoneの割引販売を行っているのだし、この販売方法によってMNPが活性化しているのは間違いない。MNPの件数が増えたことを総務省は自分たちのアクションプランの手柄にしたいのかも知れないが、結局は「iPhoneが1円で手に入るから」というのが大きいはずだ。

契約に紐付くのは2万2,000円までなんて面倒くさいルールは撤廃した方がいい。

むしろ「使い放題プランを2年間、契約する」という条件の上で、1円販売を認めた方が、キャリアの経営も安定するし、「毎月、高い通信料金を支払う人は端末を安く買える」というほうがよっぽど健全ではないか。

iPhone SE(第3世代)が1円でばら撒かれれば、それだけ市場に5G端末が普及し、日本の5G環境も一気に広がる。1円販売が増えれば、今使われているスマートフォンが中古買い取り業者に買い取られ、中古市場も活性化していく。

iPhone SE(第3世代)のばら撒きは世界から大きく遅れている「ニッポンの5G」を大きく前進させる起爆剤になるような気がしているのは自分だけなのだろうか。