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デル、中堅中小向けにPCのライフサイクル管理「ゼロタッチ PC」

デル・テクノロジーズは4月21日、今回で6回目となる「IT投資動向調査2022」の分析結果を公表するとともに、ここで浮き彫りになった課題に対応する支援策として、「ゼロタッチ PC for SMB」を発表した。

ひとり情シス企業におけるテレワークの3つの壁とは?

「IT投資動向調査」は、中堅中小企業におけるIT投資規模およびデジタル トランスフォーメーション(DX)の投資動向、顕在化している課題に関する調査。これまでは、従業員数100~1000人の企業を対象にしていたが、今回から100名以下の企業も調査対象にした。今回の調査は2022年2月15日~ 2022年3月18日に実施され、2,337社から回答を得た。

調査結果からは、デジタル化に取り組んだ企業の割合は23%と前年比で2%増加したものの限定的で、対大手企業とのギャップは大きいという。

「この要因としては、多くの中堅中小企業では、ひとり情シス、ゼロ情シスと呼ばれるIT人材の枯渇ということが大きく影響している。調査では、81%の企業の情シス担当者の業務負荷が高止まりしている。内容を見ると、既存環境の運用業務に65%の時間を費やしている。パンデミック以降は急速に働き方、働く場所、利用するデバイスが多様化してきていることも影響しているが、とくにクライアントPC管理業務は業務時間の21%を占め、非常に多い。これが足かせになって、新たな業務に着手できないという状況が見える。中小企業がデジタル変革に着手するためには、PCのライフサイクル管理にかかるワークロードを軽減する必要があると考え、『ゼロタッチ PC for SMB』をリリースした」(デル・テクノロジーズ 上席執行役員 広域営業統括本部長 瀧谷貴行氏)

「ゼロタッチ PC for SMB」は、特に情シス担当者1人以下の割合が高く、PC購入・運用に関する業務負荷の高い、従業員50名から300名の国内中堅中小企業を主なターゲットにしている。日本マイクロソフトが提供する「Microsoft 365 Business Premium」に、 デル・テクノロジーズが提供するPC即納モデル、ゼロタッチPC立ち上げサービス、ゼロタッチPC運用サービスを一体としたサービスとなっている。

PC即納モデルは、これまでも同社が提供していたもので、ノートPC3台、デスクトップ1台の4機種7構成が用意されている。価格は1台あたり100,000円で、月額払いの場合は3000円(製品により価格は異なる)となる。Windows 10またはWindows 11がプリインストールされる。

「Microsoft 365 Business Premium」は、1ユーザあたり28,000円/年、あるいは1ユーザーあたり月額2,390円のいずれかで利用できる。なお、Microsoft 365をすでに利用しているユーザー向けに、「Enterprise Mobility + Security E3」や「Microsoft Intune」だけのライセンスも用意されている。

「われわれの調査では、グループウェア利用動向調査では、Microsoft 365の利用が23%で一番多い。そのため、ゼロタッチ PC for SMBにMicrosoft 365を加えることで、さらなる付加価値の相乗効果がある」(執行役員 ビジネス営業統括本部長 渡辺幸治氏)

また、ゲストで登壇した日本マイクロソフト 執行役員 常務 コーポレートソリューション事業本部長 兼 デジタルセールス事業本部長 三上智子氏は、「われわれのMicrosoft 365とデルさんのゼロタッチPCで、中堅中小企業のDXの第1歩として使っていただきたい。われわれもPC導入・検証サービスの支援やMicrosoft 365 使いつくしワークショップ提供などで、デルさんと協力しながらサポートをしていきたい」と述べた。

ゼロタッチPC立ち上げサービスは、モダンプロビジョニングにより、PCの導入設定作業を自動化し、Microsoft IntuneおよびWindows Autopilotの構築・設定サービス、Microsoft 365の配布、業務利用アプリの配布(WEBブラウザ、圧縮解凍ソフト、PDFビューワー)、Autopilotの管理者マニュアル、Autopilotの管理者トレーニングなどが提供される。価格は1社あたり350,000円一括か、月額9,800円のいずれか。

ゼロタッチPC運用サービスは、PCパートナーから提供されるサービスで、サービス利用企業共通の予備在庫を保有し、故障と判定されたPCの予備機をセットアップした状態で最短翌営業日に発送(先出し)する。

このサービスは、故障時の代替機をサポートすることがメインで、故障対応は、通常の保守サポートの範囲であれば、そちらで対応する。代替機をそのまま利用することも可能だという。

「お客様から故障時にその切り分けをして、修理を依頼するという時間がなかなか割けないという声がありましたので、それに対応しました。連絡をいただければ、すぐに発送しますので、短期間で業務を再開できます」(西日本副支社長 兼 広域営業統括本部 フィールドセールス本部 西日本営業部長 木村佳博氏)

また、サービス終了後のPCの廃棄・データ消去も行い、これらは、受付を一貫して同社のゼロタッチPC事務局で対応する。

そのほか、事務局ではユーザーサポートの一次対応も行う(問い合わせ対応可能な項目は、Windowsの標準機能、ブラウザの基本的な設定と操作、Excel/Word等の一般操作、インターネット/社内ネットワークの接続不具合、Teamsの基本的な設定と操作など)。ゼロタッチPC運用サービスの価格は、一括の場合3000円/台、月額の場合は900円/台となる。

なお、「ゼロタッチ PC for SMB」の契約期間は3年となっている。

ゼロタッチPCでは運用サービスの依頼や問い合わせができる専用ポータルサイト、専用ECサイトが用意され、オンラインで完結できる。

専用ポータルサイトでは、ゼロタッチPC説明資料、サービス仕様書、事務局受付、Autopilotのヒアリングシートが用意される。

同社では、「ゼロタッチ PC for SMB」により、国内中堅中小市場において、3年で販売台数2倍成長を目標に掲げている。