新品互換用パソコン バッテリー、ACアダプタ、ご安心購入!
ノートpcバッテリーの専門店



人気の検索: ADP-18TB | TPC-BA50| FR463

容量 電圧 製品一覧

スペシャル

Galaxyから登場した注目のSIMフリーモデル「M23 5G」、その実力は?

スマホ黎明期からGalaxyシリーズを日本に投入し続けてきたサムスン電子だが、いずれもキャリアを通した端末として販売されていた。サムスン自身が展開するメーカーモデルはなく、GalaxyがMVNOなどを使うユーザーの選択肢から外れてしまっていたのも事実だ。そんな中、同社が満を持して日本市場に投入するメーカーモデルが、「Galaxy M23 5G」だ。

これまで同社は、フラッグシップモデルの「Galaxy S」やフォルダブルモデルの「Galaxy Z」に加え、ミドルレンジのシリーズとなる「Galaxy A」を主に日本で展開してきた。Galaxy Mは、スペック的にはAシリーズに近いが、販路をオンラインに特化しているのが特徴だ。コストパフォーマンスの高さを売りにしたのが、Galaxy Mと言えるだろう。

Galaxy M23 5Gも、約4万円とメーカーモデルの売れ筋と比べるとやや高めだが、チップセットにSnapdragon 750Gを採用するなど、性能のよさを全面的に訴求している。一方で、同機はサムスン初のメーカーモデルで、Galaxy Mシリーズ自体も日本初となるだけに、評価は定まっていない印象も受ける。そんなGalaxy M23 5Gを発売に先立ち、試用することができた。そのレビューをお届けしよう。

Galaxy M23 5Gの見た目は、どちらかと言うとGalaxy Aシリーズに近い。ディスプレイの上部に食い込むように配置された水滴型のインカメラや、背面と一体になっているカメラユニットが、その印象を強めている。本体の素材感は、フラッグシップモデルのGalaxy SやZほどの高級感はないが、きれいにまとめられている。側面のフレームは丸みを帯びているため、手に取ったときの当たりは柔らかい。

フレームが丸みを帯びているため、手になじみやすい

ディスプレイのサイズは6.6インチ。同時に発表されたフラッグシップモデルの「Galaxy S22」が6.1インチと比較的コンパクトで、手になじみやすいだけに、6.6インチは少々大きいようにも思えた。ディスプレイが液晶のため、ベゼルが有機ELを採用したGalaxyと比べると太いのも、サイズが大きいと感じた理由かもしれない。逆に、映像の迫力があり、写真や動画を見るにはいいデバイスだ。

液晶を採用しているため、有機ELを搭載したフラッグシップモデルのGalaxyと比べてしまうと、コントラスト比は低く、黒の締まりが弱いが、品質が高いこともあってか、映像のクオリティは悪くない。色の出し方も有機ELを搭載したGalaxyに近く、ミドルレンジモデルとしては満足いく表示性能と言えそうだ。

液晶では珍しく、リフレッシュレートが120Hzに対応しているのもGalaxy M23 5Gの特徴。スクロール等の動きが滑らかで、スムーズな操作感を実現している。ただし、ホーム画面から「Google Discover」を呼び出すときなど、少し引っ掛かりを感じたところもあった。これは、リフレッシュレートというより、CPU、GPU、メモリなどでの処理や、ソフトウェアのチューニングが影響している可能性がある。

リフレッシュレートを120Hzに上げることが可能。有機ELモデルでは一般的になりつつあるが、液晶で120Hz対応は珍しい

一方で、Snapdragon 750Gを採用しているため、処理能力自体は高く、「Geekbench 5」で取ったスコアを見ても、ミドルレンジモデルの中で上位に入る性能であることが分かる。アプリなどの起動も速く、スマホとして普通に使っているぶんには、十分満足できる端末と言えそうだ。個人的にはバイブレーションの振動がフラッグシップモデルと比べて粗めで、繊細な制御ができていないところが気になった。文字入力などに使うと反応が大きすぎて打ちやすさが損なわれる。こうした点は、価格なりのトレードオフと言えるだろう。

写真の仕上がりはGalaxy風、トリプルカメラで遊べる機能も搭載

背面には、トリプルカメラを搭載する。メインカメラには5000万画素のセンサーを採用しており、ほか2つ、超広角カメラとマクロカメラになる。焦点距離の長い望遠カメラには非対応。そのため、被写体に寄った撮影をしようとすると、デジタルズームになってしまう。超広角カメラは800万画素、マクロカメラは200万画素と、画素数が抑えめになっている点にも注意したい。