新品互換用パソコン バッテリー、ACアダプタ、ご安心購入!
ノートpcバッテリーの専門店



人気の検索: ADP-18TB | TPC-BA50| FR463

容量 電圧 製品一覧

スペシャル

5分でチェック、アップル発表会WWDC22で発表された注目製品と新機能

アップルは日本時間6月7日未明、「WWDC22」を開催した。同イベントは開発者向けのカンファレンスではあるが、今秋秋に正式リリースされる新OSの機能が明かされたり、新製品が発表されたりもするため、毎年注目度の高いイベントである。

今回も、第2世代のAppleシリコン「M2」チップや、それを搭載する新しい「MacBook Air/Pro」、秋に正式リリースされる予定のiOS、iPadOS、macOS、watchOSの新バージョンで追加される機能などが発表された。

本稿では、同イベントで発表された内容のうち、アップル製品ユーザーとしても注目しておきたい主要なトピックについて確認していこう。

iOS 16では「ロック画面」が進化
iOS 16における最大の変更点は、ロック画面が刷新されることだ。新しい壁紙のバリエーションを選択できるだけでなく、カラーフィルタの適用や、フォント、ウィジェットの編集なども行える。Apple Watchを触ったことがある人ならば、「文字盤」画面のカスタマイズ操作を思い浮かべると理解しやすい。

なお、ロック画面と「集中モード」の切り替えが連動することも重要。ロック画面を、長押しからの左右スワイプ操作によって切り替えることで、ホーム画面に適用される集中モードも切り替わる仕組みだ。

また、「ライブアクティビティ」と呼ばれるリアルタイムで進行状況が反映される表示も追加される。プレゼンテーション内では、Uberの配車状況を追跡できる様子などが紹介された。

そのほか、細かい機能アップデートも多い。たとえば、「メッセージ」アプリで送信後にメッセージを取り消せる機能や、音声入力で選択部分のみを再入力できる機能、テキスト認識表示の動画対応、画像内のオブジェクトを長押しして簡単に切り抜き処理が行える機能、マップの経路検索で最大15カ所までの経由地を設定できる機能、クイックメモ機能などが新たに追加される。

さらに、Apple Payで購入した代金を6週間にわたる均等な4回払いで行える後払い機能「Apple Pay Later」の追加や、自動車の計器全体と連動する次世代の「CarPlay」などもトピックとして知っておきたい。

提供は今秋。iPhone 8以降のモデルが対象となる。

watchOS 9は「ワークアウト」が進化

watchOS 9では、地球を俯瞰し雲量を確認できる「アストロノミー」文字盤や、太陰暦にも対応した「ルナー」文字盤など、新たに4つの文字盤が追加される。また、SiriのUIやバナー通知のデザインも刷新される。

アップデートの目玉は、ランニングフォームの判定指標として、1.上下動、2.歩幅の長さ、3.設地時間の3つが追加されること。測定中の画面もグラフや心拍数ゾーンの表示によって改良されるため、強度レベルなどを把握しやすくなることも重要だ。関連して、インターバルメニューを作成できたり、指定したペースや心拍数などを超える(あるいは下回る)場合に、アラートで知らせてくれるといった機能も追加される。ワークアウト周りの使い勝手が大きく改良されそうだ。

ちなみに、Apple Watchを持っていないiPhoneユーザーも「フィットネス」アプリを利用できるようになる。

ヘルスケア関連では、「服薬」アプリの登場に注目。薬やサプリメントのリマインダー表示などに対応する。なお、iOSのヘルスケアアプリでは、薬の組み合わせによる注意すべき相互作用について警告する機能なども追加されるという。発表中にサポートされる国と地域には特に言及がなかったので、日本国内において実用的かどうかわからないが、興味深い機能であることは間違いない。

watchOS 9は今秋提供予定で、iOS 16が搭載されたiPhone 8以降およびiPhone SE(第2世代)以降とペアリングされているApple Watch Series 4以降で利用可能とのこと。

さらにパワフルな「M2」チップ搭載MacBook Airらが登場
続いて、第2世代のAppleシリコン「M2」が発表された。M2チップは、5nmプロセスで設計されており、搭載するトランジスタ数は200億以上。ユニファイドメモリ帯域幅も100GB/sを実現する。Neural Engineは毎秒15.8兆の演算を行える。パフォーマンスをM1チップと比べ、CPUは18%、GPUは最大35%UPしているという。

そして、これを搭載した製品として、MacBook AirとMacBook Proが発表された。特に、新しいMacBook Airはこれまでの矩形型からデザイン的にも刷新されている。

MacBook Airのディスプレイサイズは、従来モデルの13.3インチよりわずかに大きい13.6インチ。薄さは11.3mmで、重さは1.24kgだ。こちらも従来モデルの最厚部の数値(16.1mm)より薄くなり、質量(1.29kg)もわずかに軽くなっているのがわかる。カラーバリエーションは、シルバー、スペースグレイ、スターライト、ミッドナイトの4色を用意する。

特筆すべきスペックとしては、ディスプレイ輝度が500ニトあること、充電用のMagSafe端子を備えていること、1080pのウェブカメラを備えること、スピーカーとマイクをキーボードとディスプレイの間に配置していること、67Wアダプタでの急速充電に対応することなどが挙げられる。発売は7月からで、価格は16万4800円(税込)からとなっている。またM2搭載の新しい13インチのMacBook Proの価格は17万8800円(税込)からだ。

macOSに作業効率を向上させる「ステージマネージャ」機能。iPhoneがウェブカメラに
次世代のmacOS Ventura(ベンチュラ)では、ウィンドウを複数表示していてもすばやくアクセスしやすくなる新機能「ステージマネージャ(Stage Manager)」が追加される。イベント動画中のデモでは、コントロールセンターから同機能を有効にすることで、起動中のウィンドウが画面左側へ寄ってコンパクトに表示され、すばやく切り替えが行なえることが解説された。

そのほかにも、パスワードレスな運用を目指した新機能「パスキー(Passkeys)」や、Safariのタブグループを共有できる「共有タブグループ」機能、メール送信を取り消せる機能など、魅力的な機能が多く紹介された。

特に興味深いのは、「連携カメラ」の新しい活用として、iPhoneのカメラをオンラインミーティングのウェブカメラとして活用する機能だ。超広角カメラの映像を処理することで、配信者の手元を映し出してくれる「デスクビュー」機能も利用できる。

ちなみに、ゲーミング関連では、3Dグラフィックス用のAPIである「Metal 3」について解説があった。同APIを採用した例として、Appleシリコン版『バイオハザード ヴィレッジ』が2022年後半にリリースされる予定だと明かされた。

macOS VenturaはiOSなどと同じく今秋に提供される。

ついにiPadOS 16は「画面拡張」に対応
iPadOS 16では、macOSと同じくステージマネージャ機能が利用できる。そして、同機能の説明において、「外部ディスプレイに接続すれば、最大8アプリウィンドウを同時に表示できる」といった説明もあった。iPadはこれまで外部ディスプレイと接続した際に、「ミラーリング」しか対応していなかったが、新OSバージョンでは、いよいよ「画面拡張」的な使い方ができるようだ。

また、共同制作を行うための機能が整えられることもトピックだ。書類画面からの操作において、メッセージのグループを選択することで、メンバーを簡単に追加できる。また、編集画面からすばやく共有メンバーとのFaceTimeビデオ通話を起動することもできるという。

そのほかには、iPad Proで正確な色表示を実現できる「リファレンスモード」に対応することなども発表された。

iPad(第5世代以降)、iPad mini(第5世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、すべてのiPad Proモデルに今秋、提供開始される。