アマゾンがドローン発送開始、PaypalがBNPL拡大　中小企業向け最新テックニュース

この1週間で起こった5つのテック関連の出来事と、それがあなたのビジネスにどのように影響するかを解説する。見逃したニュースはないだろうか？

1. アマゾンのPrime Airサービスは、2022年中にドローンによる配達を開始予定

アマゾンは先週、Prime Airサービスのパイロットプログラムの一環として、今年後半からカリフォルニア州でドローンによる配送を開始すると発表した。このサービスは、カリフォルニア州ロックフォードのアマゾンの顧客の裏庭に、何千ものさまざまな商品を直接配達し、Prime Airサービスに関するフィードバックを集める予定だ。アマゾンは今後、他の地域の顧客ニーズにも対応できるよう、徐々にサービスの規模を拡大していく予定だ（出典：Engadget）。

ゆっくりと、しかし確実に、ドローン技術はビジネスのあらゆる分野で広がっている。中小企業の場合、不動産の調査や、広い地域で行われている仕事の進捗状況をモニターするために、ドローンを検討するのもよい。また、筆者のクライアントには、安全性の確認や在庫のサイクルカウントを行うために、倉庫内でドローンを使い始めているところもある。

2. PayPalは「Pay Monthly」でBNPL（後払い決済）を拡大、顧客により多くの購入オプションを提供

PayPalは最近、「Pay Monthly」と呼ばれる新しいBuy Now Pay Later（後払い決済）提供を開始した。この新しいBNPL機能により、米国の消費者は、購入後最大2年間、支払いを分散させることができる。顧客はPayPalを通じてPay Monthlyに直接アクセスできるようになり、必要なものや欲しいものの支払いに、より柔軟でより多くの選択肢を持つことができるようになる（出典：ZDNet）。

Appleが参入したことで、多くのBNPLプロバイダーは、提供サービスを強化し、そして、サービスの種類を増やすことを検討している。あなたのビジネスでも、クレジットカードは使いたくないが、ちょっとした信用が欲しいという顧客のために、BNPLオプションを提供することを検討する必要がある。

3. 数十の企業や中小企業団体がビッグ・テックを抑制する米国の法案を支持

全米の中小企業団体や企業が、GoogleやAmazonなどのビッグ・テック大手を抑制することを目的とした米国の法案への支持を集めている。数十の団体が先週、議員に書簡を送り、法案を支持するよう促した。賛同する企業・団体には、Spotify、DuckDuckGo、Somos、Yelp、the American Booksellers Association（米国書店協会）、the Institute for Local Self-Reliance（ILSR）、the Chamber of Commerce（商工会議所）などが含まれている（出典：Reuters）。

私はあまり政府寄りの人間ではないが、その私でさえ最大手のテクノロジー企業が私たちの個人生活やプロフェッショナルな生活に対してあまりにも大きな力を持っていることは認めざるを得ない。これらの企業が監督され、中小企業にも公正な競争の場を提供できるようにするためには、さらなる規制が必要だ。場合によっては、いくつかの巨大企業の解体も必要かもしれない。それは歴史の中で大きな石油と大きな電話業界に起こったことだ。おそらく、大手テック企業にも再び起こるだろう。

4. かつて熱かったフィンテック部門がIPOの遅れと統合に直面

フィンテック企業は、景気後退の懸念が高まるにつれ、IPO（新規公開株）計画を一時停止し、経費削減を始めている。こうした懸念は、投資家の市場に対する見方を変え始めており、フィンテック組織のトップは、金融情勢が評価や資金調達にどのような影響を及ぼすかについて不安を抱えている。多くの投資家や幹部は、金利上昇とインフレがフィンテック企業にとって資金調達の課題になっていることを共有している（出典：CNBC）。

フィンテック業界は、資本コストの上昇と資金調達の枯渇により、資金不足に陥っている。あなたのビジネスがフィンテック・プラットフォームに依存している場合、プラットフォームの背後にある企業が事業を継続していることに注意する必要がある。そうしなければ、影響を受ける可能性がある。

5. Laptop Magazineによると、2022年6月の最もお得なMicrosoft Surfaceディールはこれだ

「Laptop Magazine」は最近、6月のMicrosoft Surfaceのお得な情報のトップピックを共有した。さまざまなパフォーマンステストを行った結果、最も良いのは、Microsoft Surface Laptop 4が799ドル（約15万480円）から、Microsoft Surface Pro 8が899ドル（約14万8280円）から、Microsoft Surface Laptop Studioが1399ドル（約18万7880円）から、Microsoft Surface Laptop Goが899ドル（約9万6580円）からとなった。各デバイスの詳細はここで確認できる（出典：Laptop Mag）。

今年新しいラップトップを購入しようと考えているが、Microsoft Surfaceは間違いなく候補に入っている（多くの人がこのデバイスを愛しているのを知っている）。もしあなたが同じ状況にあれば、この記事は役立つかもしれない。