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エイサー、再生プラスチック採用のノートPC。23.8型/27型液晶モニターも

日本エイサー株式会社は、再生プラスチックを使用しサステナビリティに配慮した製品「Vero」シリーズから、ノートPC「Aspire Vero」の「AV15-51-H76Y/F」、「AV15-51-H58Y/F」、および液晶モニター「Vero BR7」の「BR277bmiprx」、「BR247Ybmiprx」を19日に発売する。価格はすべてオープンプライス。

Aspire Vero

Aspire VeroのAV15-51-H76Y/FおよびAV15-51-H58Y/Fは、キーキャップに50%、天面、底面、操作面に30%のPCR(Post Consumer Recycled)プラスチックを使用した15.6型ノートPC。ボディは無塗装でシンプルなボルケーノグレー、底面の足などにはアクセントのイエローを採用した。また、キーボードのRとEの刻印にも、Reduce、Reuse、Recycleを象徴するものとしてイエローを用いている。

Veroシリーズ専用のソフトウェアとしてVeroSenseを搭載。Eco+、Eco、バランス、パフォーマンスの4モードで動作モードが選べ、消費電力を抑えバッテリ寿命を延ばすといった設定が行なえる。また、Web会議向け機能として、ユーザー双方のノイズをAIで抑制するPurifiedVoiceも備える。Windows Hello対応指紋認証センサーやWi-Fi 6なども備える。

主な仕様はAV15-51-H76Y/Fの場合、Core i7-1195G7、16GBメモリ、512GB M.2 NVMe SSD、15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)非光沢液晶、Windows 11などを搭載。

AV15-51-H58Y/Fの場合、Core i5-1155G7、8GBメモリ、512GB M.2 NVMe SSD、15.6型フルHD非光沢液晶、Windows 11などを搭載。

インターフェイスは、USB 3.0 Type-C、USB 3.0×2、USB 2.0、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、HDMI、約90万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

本体サイズはともに約363.4×238.5×17.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.8kg。バッテリ駆動時間は約7時間。

あわせて、法人向けに先行して投入していた15.6型ノート「TravelMate Vero」についても、一般向けの販売を開始する。こちらもキーキャップに50%、天面、底面、ベゼル、操作面に30%のPCRプラスチックを採用している。

Vero BR7のBR277bmiprxおよびBR247Ybmiprxは、EPEAT Silver認証やEnergy Star、TCOなどの認証を取得し、製品の65%にPCRプラスチックを使用するなど、環境に配慮した設計の液晶モニター。パッケージは100%リサイクル可能となっている。前者は27型、後者は23.8型。

パネルは非光沢のIPSで、上下/左右178度の広い視野角を実現。ブルーライト軽減のBluelightShieldやフリッカーレスといった目への負担を抑える機能も搭載する。ベゼル幅を狭めたフレームレスデザインにより、マルチモニター環境にも好適だとしている。

主な仕様はほぼ共通で、解像度が1,920×1,080ドット、表示色数が約1,670万色、中間色応答速度が4ms、輝度が250cd/平方m、コントラスト比が1,000:1(最大1億:1)。

インターフェイスは、HDMI 1.4、DisplayPort 1.2、ミニD-Sub15ピン、3.5mmステレオミニジャック、2W+2Wステレオスピーカーなどを備える。

本体サイズ/重量は、BR277bmiprxが約612.3×259.8×401.1~521.1mm(同)/約7.9kg、BR247Ybmiprxが約540.2×192.1×379.3~499.3mm(同)/約5.6kg。

製品発表会では、日本エイサー株式会社 代表取締役社長 ボブ・セン氏が登壇し、同社の環境に対する取り組みやVeroシリーズの紹介を行なった。

同社では、地球を救うミッションとしてEARTHIONを掲げ、デザインから生産、物流、梱包、使用後のリサイクルまで一貫して環境へ配慮するといった取り組みを実施。2025年までに60%、2035年までに100%再生可能エネルギーを使用するといった達成目標を設定している。

今回投入するVeroシリーズについては、環境に配慮した製品作りを目指して2015年にプロジェクトがスタート。PC製造における再生プラスチックの使用には、耐久性や剛性、外観といった点で課題があった。さまざまな素材を検討した結果、再生ポリカーボネートプラスチックの採用に至ったという。2025年までに、コア製品を中心に再生プラスチック使用割合30%を目指しており、今後もVeroシリーズのラインナップ拡充も進めていく。

VeroシリーズのPC筐体では、平均で30%ほどのPCRプラスチックを使用。筐体設計にも工夫をしており、標準ネジを使用したり、アップグレードや修理が可能な設計とするなど、リサイクルしやすいデザインとした。同社の試算では、1億台のPCがすべてVeroシリーズに置き換わると、その再生プラスチック使用量は、年間で国内で海に放出されるプラスチックごみに匹敵する量になるという。

また説明会では、無料吸水プラットフォームmymizuの共同創設者のルイス ロビン 敬氏と、プロSUPレーサーでオーシャンアスリートの金子ケニー氏も登壇。ルイス氏は、プラスチック生産による温室効果ガス排出やプラスチック消費に関して説明した上で、消費者側だけでなく、企業側もこういった取り組みにチャレンジしてほしいと話した。

また金子氏は、SUPレースで沖に出た際にプラスチックごみを見ないことはないと語り、船などで沖に出てみて、海岸では分からない現状を肌で感じて欲しいとした上で、Veroシリーズは今までの流れを変えるきっかけを作る製品になるだろうと話した。